farewell gift

□今日は最悪な一日。
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水やりも終わって、もらった手紙を懐に隠しつつ、家にはいる。するとラティアが
「ちょっと、レイカ?さっきの男の子どちら様だったの?」

姉・・・ラティアに見られていたようだ。
いや、ラティアだけでなくマーニャやその他起きてきた人たちほとんどに見られていた。

名前くらいはいいかな、と思ったレイカは
「クラーク=ルイスさんだって。貴族みたいな身なりだけど貴族にしては、、、怪しいかな。」

「くっ、クラーク=ルイス・・・!?!?」

とくに興味なさそうに呟いたレイカに対し、普段おしとやかなマーニャが血相変えて叫んだ。

黒服を纏った男が階段を降りてきた。

「マーニャ、朝から騒がしい。おや、皆さんおはようございます。どうなさったんですか?」

「れ、レイカさ、さんが、クラーク=ルイスと接触した、、、そうです。」

「!?本当ですか、レイカ様。」

「う、うん。ねえ、なんなのさっきから。クラーク=ルイスさんがどうかしたの?」


目をそらす2人。ほかの人たちも知っているのか、お通夜のような雰囲気にしてしまったようだ。

「あ!ほ、ほら!朝食の時間!妹たち起こしてくるわ!」

気を利かせたラティアが、朝食の提案してくれたおかげで、この話は後にしようということになった。

【クラーク=ルイス】。あの青年からもらった手紙がこのあと悲惨な事件をもたらすことになるとは誰も知る由もなかった。
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