短夢
□河上万斉/甘々
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名無しさんの彼、河上万斉は大のメール嫌いで、余程のことがない限りメールを送ってこない。
そんなある日、仕事が休みで暇だった名無しさんの元に一通のメールが届いた。
送り主はまさかの河上万斉。名無しさんは何度も目を擦り、送り主を確かめた。
「うん、万斉だ」
やはり、何度みても送り主は河上万斉。何故か高鳴る鼓動。もしかして、『結婚しよう』とかだったりして……等と期待してたがその期待はすぐぶち壊される。
『ヒリヒリお尻』
「はあ??」
そのあと、直接本人に聞いてみると、どうやら仕事中にスッ転んだらしく、その擦りむいた痛みと切なさをどうしても伝えたかったらしい。
「と言うわけでござる」
「……ふざけんなァアア!!」