薄桜鬼〜唐紅に染まる君は〜


私は何をされてもいいし、死んだっていい。


だけど、彼女だけは幸せになってほしいの。


きっとこうなったのは私のせいだから。


白銀に染まるその髪を、血塗られた歴史をその手で葬るまで……





私は戦い続けます。




どうか貴方は生きてください。


でも…………







あらざらむ
この世のほかの思ひ出に
いまひとたびの
逢ふこともがな

(作:和泉式部)





*視点がコロコロ変わります。

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