短編・過去拍手

□感謝してほしい話(拍手夢)
1ページ/2ページ



私に感謝して〜食満留三郎のはなし〜

「俺が起こさなきゃお前は確実に遅刻ばっかりして成績が危ういだろうし、伊作が生きてるのだって四分の一、いや、六分の一くらい俺のおかげだと思う。
この前もあれだぜ?
お前がどうしてもって言うもんだから知ってる後輩捕まえてバレーなり何なりやってやっただろうが、お前がせがむから。
違う、俺じゃない、お前だよ。
お前だって言ってんだろ。
わかった、3割、3割は俺だった!
てかそこはいいんだよ、俺でもお前でも!
でな、伊作は俺が助けたりなんかしたらちゃーんと、お礼言うんだよ。
ありがとう留三郎って。
私も言ってるって?
言ってねぇよ!!!
勘違いも甚だしい!!!
お前はあれだよ、俺がなんか手伝ったら一人で出来たんだけど、とか留三郎(笑)とか言ってくるじゃん、なんで小馬鹿にしたように笑うの?
……まぁ、俺は色んな面でお前の助けになってやってると思うんだよな。
だからな、お前はもう少し俺に感謝すべきだな。」
「留三郎、セリフ長い。」


.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ