yume
□LINE
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「nicoおはよ〜」
「nicoちゃんおはよっ!」
朝礼まで寝ている俺は、
女子がnicoに言う「おはよう」で目が覚める。
今日も幸せな1日になりますように、と願って。
「アリババくんおはよううう」
「nicoおはよーっす!今日もかわいいな!ははっ」
「もー、からかわないでよぉ」
事実だし。
「アリババって絶対nicoのことすきだよね〜」
ひそひそ話す女子の声が俺にはきこえたけど
nicoにはきこえてないようだった。
今日はいい天気だねー、なんて
のんきに俺の気持ちも知らずに。