儚く…そして美しく

□拾い物
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エレンを預かって早くも数日

少し余裕が出てきたので次回の大規模な壁外調査の為に今回、視察で特別作戦班のみでの壁外へ

エレンは当然連れていけないので調査兵団本部にてエルヴィンに預けてきた。ハンジがまた馬鹿な事しなきゃいいが…



…今回は奇行種が多い
汚ねぇな

「兵長っ!」
「チッ」

また一体削ぎ、その一体がなにかを黒い物体を吐き出した
「なんだ?」
「人、ですね」
生きてないと思ってよく視察すると上下にうっすらと動く肩
まさか生きた人を吐き出すなんて…
何かの膜にくるまってはいるが、今まで生きたものが出てきたことは無い。
「オルオ」
「はっ。膜は破けそうですが……」
「息してる…?」
「迂闊に触るなよペトラ」
「分かってるわよ。グンダ」
こいつが何者で
なぜ生きていられたか
気にはなるが
「在るだけの水をかけて膜を破け。」
クソッ

ハンジあたりを連れてくればよかったな。

「それが終わったら戻るぞ」
「はっ」

さて、こいつは楽しみが出来た





























「やぁリヴァイ。今回はとんでもないものを持ち帰ったみたいだね」
「あぁ。今ハンジに預けてある」

本部に戻るのはまずいので旧調査兵団本部へ
その間、連れてきた奴は地下室へ。
エレンが使っているが牢ならうくらでもある。

このとんでもねぇ狸はエルヴィン。
ちょうどこっちに顔を出しに来ていた
「隠し通せるものでもないからね。総統にはお話をするよ」
「チッ。仕方ねぇだろ」
「隠したかったのかな?」
「はぁ?なに言ってやがる。あいつはただ、巨人に吐き出された人間なだけだろ」
そう。見た目は
だが、膜に包まれていた点
なにより壁の外に居た
こいつのなにか企んでいる顔にムカついたが、まぁ、またどうせ企んでは居るんだろうな




「さてハンジのとこにでも行ってみようか」















起こり得ない状況が

なんだ、この胸騒ぎは…

はっ

どうなっても
俺は俺のやるべき事をやるまでだ

















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