儚く…そして美しく

□びっくりドンキー
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「おーなかすいたぁーおーなかすいたぁーおーなかすいたぁーたぁー♪♪おーなかすいたぁーおーなかすいたぁーおーなかすいたぁーたぁー♪」

「…なにそれ」
「うわっ!エレン居るなら声かけてよねっ!」
思わず窓拭きながら歌ってるの目撃されちゃいましたょ!

こんにちは!

今日も晴天為

いえ、本日も旧調査本部内大掃除為ww

「今、声かけたじゃん…」
いやいや
そうじゃないのだよエレンくん!分かってないねー
「で?どったん?」
「そうそう!キョウがアホな事言ってるから忘れるとこだった!」
「アホとは失礼しちゃうわねっ!!ド突くわよ」
「ちょっ、いたっ!それっ、地味に、痛い、からっ」
指で突つく攻撃
エレン30ダメージ
うし!
「で?」
「いや、で?じゃないから…兵長が呼んでるって言いたかったのに…」
「ってそれ不味いパティーンじゃない?え?それヤヴァイさんだょっ」
「キョウー?あっ、もう居ないっつか!せめて、これ片付けてけーっ!」

後はエレンくんに任せたが如く
急ぎリヴァイさんの部屋に
もう!こんな遅くなったら躾られるやつじゃんっ!!


























































「リヴァイさん!ヤヴァイさんにならないで(。pωq。)」
「…は?つかテメッ。ノックぐらい出来ないのか?あ゙ぁ?」
「すみませんすみません…エレンが余りにもエレンジェル過ぎて見とれてて遅れました∠(゚д゚)/全ての否はエレンにアリー!」
「ほっほっほ。噂に違わず面白いおなごじゃな」
「ワォ!!」

びっくりドンキー!
扉を開くと
駐屯兵団最高指揮官ドット・ピクシク司令が居りました

















































「…先程はお見苦しいところを大変失礼致しました。お初に御目にかかります。ピクシク司令。」
新しく紅茶と茶菓子を持ってtake2
「なぁにそんなに堅くならんでいいぞ。なあ小僧。噂はかねがねじゃよ。」
「光栄です」
ってえー!
まさかのー!!
つかなにゆえーっ!!!

「いつもの口調でかまわんよ。ザックレーの奴からも聴いておるぞ」
「あちゃー…おじいちゃん、ろくなこと言ってなさそうで嫌だな……」
どうせ、口は悪く
手はすぐでる
柄の悪い、補佐官とか?
「ほっほっほ。噂に違わずでなにより」
「つか、用が合って来たんだろ?しかも共も付けずに」
「え?まじでかっ!なぜ?」
「そうじゃのぉー、見に来ちゃ駄目じゃったかの?気になってな。会う機会もないしのぉー。寂しいのぉー」
「ぐっ。言って頂けたらいくらでもそちらに顔を出しますよ」
あっしは珍獣ハンターイモトかっ!
「それではつまらんではないか。」
つまらんではないかって
どんな理屈!!
俺以上に自由だな

リヴァイさんに至っては
もうめんどくせぇなみたいな顔をしてるし
俺に投げられるのは時間の問題ですね

「で、そんな理由で来たわけですね。」
「…気を付るんじゃよ。二人とも。上層部では不穏な動きが目立ってきておる」
「…チッ」
「リヴァイさんは俺が守ります!」
「テメッ」
うわーにーらーまーれーた!
が、ここは譲れません
何者にもリヴァイさんは傷付けさせない
身も心も
これ以上は
「ほっ。なかなかじゃな。ワシのとこにこんか?優遇するぞ」
「すみませんすみません。調査兵団を離れたくないので」
リヴァイさん、エレン…リヴァイ班のみんなとも離れたくないし、ね

「そうかそうか。先が楽しみじゃな。…また美味しい茶でも頂きに寄るよ」
「いつでも!あっ、中央までお送りいたしますか?」
「それには及ばんよ。そろそろ…」
「司令っ!」
「な?」
いや、そんなドヤッみないな
部下が気付いて迎えに来るのが当たり前みたいな…さ
信頼かー
俺にも、あるかな…

「司令が…すみません…」
「気にしないでください!楽しかったのでっ!」
「また来るよ…キョウ。小僧を頼んだぞ」
「はっ!!」



見送った後リヴァイさんに頭グシャってやられた
なんだよー…
キュンってしちゃうだろ
無言やめろやー
大好きだコンチキショ!

司令が言っていた、中央での不穏な動き

この優しい人達に
危害が加わるようなら
容赦はしない

俺は、俺の守りたいものを護るために
容赦はしない

















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