美くしくも残酷な…

□事件は会議室で起こってるんじゃない!現場で起きてるんだ!!
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団長に送って行ってもらった、んだが、お家の前に誰か居る

「キョウの知り合いかな?」

あらーん
やっだー団長ったらー
リヴァイさんから聴いてるなら、聡明な団長なら気付いていらっしゃるくっせにー
しっらじっらすぃー!

「麻倉さん!私……そちらは?」
いやいや、君。
怪訝そうな顔してるけど、君の方が不審者ですからね
ほらー団長も乗っかっちゃったジャーン

「おや。キョウの友人かな?私はキョウの恋t「この方は恋人の上司で、知人です」
つか、またややこしくなったなー。
つかややこしくして楽しんでるよね団長殿

それより、まず、何故自宅を知られてるっ!?

つかつか、何故ここにいるのだよ!!

「…部外者ですね。夾さん。私と一緒に帰りましょ?」

いやいや
帰るもなにも、自宅、ここ
気づいてると思いますが、私が帰る場所は、ココデスヨー

「…キョウ。この子目が…」

それは思った
ちょっと異常じゃない感じ
後ろになにかを…

「いや!だめっ!夾は私のっ!離れてっ!!」
スッとナイフが
この子ヤバイ
「わたしのキョウ。ねぇずっと一緒よ。だからそんな男、殺してあげる」
「…黙ってればグダグダうっぜっ!誰が、誰のだって?」
プッツンしてついつい大声に
それに被るように凛とした声が

「俺のに決まってんだろ、豚野郎」

「…カッコイイね、リヴァイ。ナイスタイミングだよ」
ナイフを叩き落とそうと
脚を振り上げたら後ろから団長に制止させられて、目の前にはリヴァイさんが

…リヴァイさん?

「な、んで…?」
「勿論、私が連絡したんだよ。思ったより早かったねリヴァイ」
「当たり前だ」
なんなんだ、こいつ。とか言いながら女の子に首刀を入れ意識を落とさせた
流石人類最強
御手の物ですね
僅か数秒間の早業

「連絡がおせぇ」
「仕方ないじゃないか。むしろ連絡入れただけ良いと思わないのかい?」
「チッ。で、こいつなのか?」
「え!あー…はい…」
急に話を振られて、なんとか顔を思い出そうと…
精神異常だったけど、たしかにこの子
近くにパトカーの音が
「…警察にも連絡させてもらったよ。これはもう、私達ではどうしようもないからね」
「…はい」

そのあと、警察に事情聴取やらなにやら
あの子は殺人未遂と、精神異常で病院で養生するらしい

そうさせてしまったのは俺のせいだ…
なんでだろ…
俺…

「キョウ」
「…団長……」
色々終わって帰ってきて、団長にはリビングで休んで貰っている
「キョウは悪くないよ…今はちょっと勘違いしちゃう子が多いみたいだからね」
「でも…」
「でも、じゃねぇクソガキ」
「リヴァイさん…」
お茶菓子と紅茶を持ってきたリヴァイさんもソファに座る
「こいつの言う通り。気にするな。お前は天然タラシだからな。無自覚すぎて、再躾だな」

え?
今、サラッとバクダン投下されました?
うん。
スルー

「だから、お前をそんな豚野郎が近寄らねーように、指輪渡したのに、なんでつけてねーんだよ」

…。

いやー…そんな意味があったなんて……

つかつか恥ずかしいんだよ!
先輩にからかわれたし!


「キョウ。また何かあったら頼りなさい。…それとも私達では頼りないかな?」
「…人類最強と調査兵団団長捕まえて、頼りないとか言ったら、ザックレーのおじいちゃんに笑われそう」
あぁ、ドロドロに甘やかされている
これ以上甘えたら…
「…夾、もっと甘えろ」

リヴァイさんっ…

「あ、りがと、う…ござい、ます…」
「あーリヴァイが泣かせた!ほら、キョウ。私の胸を貸してあげよう。おいで」
両手を広げてますが、
え?リヴァイさん居るのに?
いや、居なくても行かないけどね!!
「つか、いい加減お前、帰れよ」
「…連れないなリヴァイは…はいはい。帰るよ。キョウいつだって私は君の味方だからね。リヴァイになにかされたら私に頼りなさい。今日はゆっくり休むんだよ」
「…エルヴィン、さん…ありがとうございましたっ!」
「!」
まだ、泣き顔だが
うまく笑えただろうか
「…やはりキョウは素敵だよ。じゃあねキョウ」
「!!」
「っの!!」
お で こ に ち ゅ ー さ れ た !
「ったく、油断も隙もねぇ。夾」
「ふ、ふぁい?!」
誰か状況をっ
「消毒してやる。寝室行くぞ」

は?

ちょっ、まっ

リヴァイさんにフワリとお姫様だっこされ
有無もなく寝室に
は?
いや、ちょっ、待てって!


ストーカー騒動は無事解決したが……




まだまだ波乱の予感です…







































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