美くしくも残酷な…

□人の話は真面目に聞いておくべきだ
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「エッレーン!」
「ぐへっ」

「…色気がない呻きだね…」
「く、くるしっ!」
絞まる絞まるっ!とか
ギブッ!とか、聞こえないふり

どうもこんにちは!
今日はエレリ・イェーガーくんとお出掛けDEATH☆
ちょっとした気分転換
一人もつまらないし、エレンに連絡してみたら、暇だと言うので、連れ出してみた
あっエレリとか言ってますが
リヴァイさんはお仕事なので今日の事は言ってませんよ(テヘペローン:うっわ)

「夾、ちょっ、おまっ、マジっ」
「ラブ2000パーセント?つか、おなごに負ける高校生って…」

昔は…あっ
昔も俺に吹っ飛ばされてたね
ごめんごめん
「はいはい。いい加減離すよー…だってエレン絞め心地……抱き心地がいいんだもんっ」
「もん!じゃないからっ…それこそ、こっちだって…年頃なんだし…」
「ん?」
もごもご言って顔真っ赤ですが……?
いきなり逆ギュされました
「ちょっ、エレン!」
「へへっ夾だって抜けれねーだろ?」
「ぐっ、ぐぬぬぬ」
逆位置だとなんだか複雑だぞ
くそーっ
そしてその嬉しそうな顔
結婚しよう!
「夾。俺だっていつまでもガキじゃないよ」
うわっ
攻めエレン
真顔のエレンまじエレリ
こんな顔も出来るようになっちゃったかー…
ってね、ちょっと現実逃避しないと、ね
エレンくん、イケメン過ぎてマジ照れるわ

「わ、かったから、ね?」
「いーや。分かってないね。リヴァイさんよりも俺の方が優しいよ。なぁ…夾…」
ん?
んん?

「エレン…?」
「!」
「?」
「あっ…いや…その…ほら!買い物行こうぜ!」
パッといきなり解放され
た、のは、いいけど、手…

「エレン…手……」
「…嫌だったか?」

くそっ
あざとイェーガーめ

そんなかわいい顔されたら嫌なんて言えないだろ

「今日…だけだからさ、な?」
「…しかたないなぁー」

弟が居たらこんな感じなのかなぁー
甘えられるのは嫌いじゃない
むしろエレンバッチコーイ

「夾ってほんっと鈍いよなー」
「は?」
鈍い?
「そこが良いとこでもある、のかなぁー…でもさ、気付いてる?」

「ん?んん?」

「…リヴァイさんが苦労するわけだよ…俺だからいいけどさ、他の人とはダメだかんな!」
「は、い?」
「〜〜〜っ!だっから!手とか抱きつくとか!」
あぁ!なにを心配されてるのかと思いきやそれね!
「大丈夫大丈夫!気を許してる人にしか触られないし、ギュしないよーエレン心配性だなー。よーしナデナデしてあげよう」
「だから!」
まだエレンが言いたそうだったのではいはいと、ほらー急ぐよーと手を引っ張って焦られた
確かに忠告は聞いておくべきだった…
エレン…キミはなにか予言でもしていたの、かい…?


























それから数日
何事もなく穏やか、だったはず

はず、なのは
最近来ている常連のお客さんが…いやはや
毎日ご飯のお誘いやら
お休みに買い物に行きましょうのお誘いを受ける
最初はなんとなくいつものかなぁ、と
ほら、アパレルってそう言うのが多いじゃない?
でも毎日…仕舞いには端末に
え?どうやって知ったのかな?
仕事中に抱き着くのは当たり前に…
女の子だし、強くは言えないのだが…段々エスカレートしているような…
異常な端末の鳴り具合を不審に思っていたリヴァイさんに……はい…結局バレて

情況説明なう


「…お前はそうやってまた、問題を持ち込む」
「面目無い…女の子だし…ちょっとかわいいし」
すみませんすみません
無言で殺気を出さないでください。
ほら正座疲れてきたのですよ
「クソガキ」
「ごもっともです…でもストーカーとかじゃないし…」
「いや、それ最早、ストーカーだからね夾」
「あっエレンまでそんな事言っちゃう…」
「当たり前だろ!心配してた通りになったし…」
「おいエレンよ。それはどう言う事だ?」
「リヴァイさん…実は…」
先日の買い物しているときに、行く先々に視界に入る女の子が居て…って話?いや、初耳ですけど!気付いてたなら言ってよエレン!!
つか、なぜリヴァイさん家にエレンが居るのか謎ですがっ!?
「…電車でその子に絡まれて…危なくミカサが…で、リヴァイさんに目撃されて…それで…」
つか、心の声でも聞こえるんですか!?
情況説明ありがとうエレン!

「ったく…今も鳴っているそれは、そいつからか?寄越せ」
「あー…すみません…いや、だってリヴァイさんあんたなに言うつもり!?声低いし、顔ヤヴァイさんだからね!自分の事は自分でけじめします……はい」
端末に出ると泣き声が
ぜんっぜんなに言ってるかさっぱりですがね
でもちゃんと言わないと
「あの…ごめんね。キミとはなにもないし、キミが望むことはしてあげれない」
『っでも好きなんです!一度でいいのでっ』
「ごめん。一度、とか軽い気持ちもないし。それに、彼氏居るし。だからキミに上げれる時間はないんだ」
『っ!お店に居たときに言ってくれた言葉はっ』
「嘘は言っていないけれど、それはあくまで…」
「しつこいぞ。それはあくまでリップサービスだ。そんなのも判らないのか?なら、こいつを判ってやれないな。諦めろ」
『なんなのよ!っ!私は諦めないっ!』
ツー
「えっ、ちょ、…リヴァイさん……」
いきなり、端末を奪われ、そんな事を言っていただいてとっても嬉しかったのですが…諦めないって……まず、俺…女の子なんだけどなー…
ほら、リヴァイさん舌打ちしてるし、呆れてるし
「ったく。時間が合えば送迎してやる…」
「は?いや、い「よくねぇよ。クソガキ」はい…ご迷惑お掛けします…」
エレンもなんだか、乗り気だし……え?なにそれ!ストーカーって怖いですよねー。とか
クソガキは天然タラシだから、クソッ。とか
はぁ…なんだか、また大事になりそうなきがする……




























あれ?

これ続くのっ!?


























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