美くしくも残酷な…

□交差する蒼と青
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こんにちは。
お久しぶりです。夾です。
リアルな世界に舞い戻って、いや、まさかリヴァイさんに逢うとは…最早これも別世界になってんのかなとか思う訳ですよ。
平行世界。
つまり、パラレルワールド
おっ、ザ・ワールドみたいな??
最近PCゲームやってないや

なんやかんやあって一緒に暮らしています。
で、今から仕事なので急いで駅まで猛ダッシュ。
朝、起こしてくれなかったのは優しさですか?そうですか。
チート機能はきれいさっぱりないので自力です。

目の前を真っ白い犬が飛び出し視界には黒いワゴン車
あっ、引かれちゃう
体は既に犬を助けようと
飛び出し
いざ助けたけど
避けきれない
ゆっくり進む時間
ごめんなさいリヴァイさん。
また、貴方をヒトリにしてしまう…
目を瞑る
しかしいつまでもこない衝撃

恐る恐る目を開けると…

ん?
んん?

あれ??

そこにはワゴンなんてものはなく…

むしろ視界いっぱいに広がるピンク

は?………ぴんく?


「これはこれは可憐なお嬢様ですね」

んん?

「おや?もしや気を失っていますかね?」

同じ声

「お名前は…麻倉夾さん」

胸元のドックタグを見て読み上げられた名前

「ほぉ…夾、ですか。素敵なお名前ですね」

ヤメテ

「夾?」

同じ声で
俺の名前を呼ばないで

「貴女を逃がさない」

「いやっ!」




「!?」
叫びながら離れると
ドサッと落ちる音と
逞しい腕に支えられる

「い、いやだ!は、なしっ!」
「夾?」
「リヴァイさんと同じ声で呼ばない!?」
目を瞑り暴れていると
いきなりキスされた
驚いて目を開けると

「り、ばいさん…」
「はぁー…んとにこのクソガキ。いきなり暴れやがって」
そう真っ白いベットに腰掛け
腕には点滴の針と目の前にリヴァイさんが
「よ、よかった……また俺は貴方を…」
「たく…で、具合はどうだ?」
「具合…?」
「まさか覚えてないのか?」
「…?」
リヴァイさんいわく…車に撥ね飛ばされ頭と身体を強打したが、奇跡的になんともなく、ただ意識がほんの1時間程度飛んでいたらしい
「我が身ながら…」
「…意識が…」
戻らなかったらどうしようかと思った
なんて、抱き付きながら言うって卑怯じゃない!?
心配させてしまった…
「ごめんなさい…」
「それにお前…まさか…」
「え?」
「違うとこに行っていたのか…?」

……。

「まぁ、そんな事になっても逃がすつりもないが」
「リヴァイさん…」
「言っておくが俺のモノは誰にも奪わせないし、渡さない」

「はい」

逃がさないでください







何があっても貴方を忘れない―――――






















































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