儚く…そして美しく

□ヒトツ学んだよ…
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「わたし…リヴァイさんのお嫁さんになる!」

「!?」
「は?」
「へ?」
「急に!?」


思い立ったが吉日
いやー
つか思い出したっていったほうがいいかな

今日が4月1日だと言うことを



さて先程の発言
隊長クラスの集まる会議にての俺の発言
みんな固まってくれました
当のリヴァイさんに至っては停止中
ありがとうございます

「えっ、キョウちゃん急にどうしたの?つかリヴァイがいいなら、むしろキョウ・ゾエでもいいんじゃない!?うはっいいなそれ!ねぇっ」
「待ちなさいハンジ。ゾエは語呂が悪い。ならばキョウ・スミスの方がいいんじゃないかな?」

「いや!俺は此処に報告します!リヴァイさんの意思は聞きませんが、俺はリヴァイさんの…むしろリヴァイは俺の嫁的な」

はいー
自分が男だったらよかったのに……むしろリヴァイさんの嫁はエレン、みたいな?
テヘペローンって顔したら
やっと意識を戻した人類最強

「ほぉ…お前がそのつもりなら今すぐ式でもあげるか?」
「!?」
えっ?
ちょっ
待て待て待て!
この展開を望んじゃないのよ!
俺の嫁はエレン!を期待つか
えっ、
この時代にエイプリルフールなんて風習なくない!?
まぁ、それなのにとんでも発言した俺も俺なんですけれどもっ

「えっリヴァイ!まさかのつかキョウちゃんも公開プロポーズとかね!」
「キョウ…よく考え直しなさい。リヴァイだよ?」
「エルヴィンの言うとおり!チビだし、筋肉だるまだし!っひょい!リヴァイリヴァイナイフーふふふふ!!」
「てめっ、クソメガネ。なぁキョウよ」
「は、はい!つかリヴァイさんも冗談にのるんですね!」
「は?」
「いや、だから冗談に…」
あっ、なんかまずったっぽいぞ
リヴァイさんの後ろに般若が見えるのは気のせいですよね
鬼灯さまぁああああっ!
「冗談、だと?」
「あ、あのーですね…俺の…」
故郷では4月1日…つまり今日、嘘をついてもいい日、と言う風習がありましてですね…
はい
(ちょっとがちでまじですけど冗談としか言えないので)こんな事、ほざいてみました…
はい。
「ほんとーにすみませんでした…」

「リヴァイ…どんまい」
「はは…キョウは相変わらず愉快だね!びっくりしたよ」
「で、ですよねー!はははとんだ失礼…を…」
急に立ち上がってツカツカと俺の前に来た人類最強
やべ…
不快な想いをさせてしまった
俺ごときが言っていいことじゃないのに
謝ろうと立ち上がるはずが
目の前に来たリヴァイさんによってそれは無くなった

は?

いや
言葉でねーからね

つか、視界いっぱいに肌色…?

その間数秒

柔らかい何かが離れると同時に目の前にはしたり顔のリヴァイさん…

は?

「チッ。クソガキが」

そう言って扉を蹴り飛ばし出ていってしまった

は?

きすされた!!

「キョウ!」
「あっ、こら!リヴァイ!待ちなさいっ」
「あちゃーキョウちゃん固まったよ」
リヴァイ…あんたの一人勝ちなんて許さないからね
なんて不穏なセリフは聞こえてません
なんせ

は?状態

照れるとか
恥ずかしいとかのレヴェルじゃなくて

カポーン


エイプリルフールにのっかたのかいリヴァイさん

冗談いうひとだもんね。うん


暫く動けなかった俺と
暫く微妙に機嫌のよかった兵長がいたとか


エイプリルフールに
微妙な嘘はついちゃいけないと学習したよ




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