儚く…そして美しく

□油断しましま
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「ぶぇっくしゅんっ!!」

唐突ですが
風邪を引きました。

「キョウ!白湯よ飲んでっ!あぁ、ハンジさんっ!その薬は飲ませて大丈夫なんですか!?」

「ぺ、とら、さん…」

「どうしたのキョウ」

「すみません…」バタッ

「キョォオオオオッッ!!」








話は前日に遡り
訓練兵から帰宅してから
エルドさんの組手やエレンと草むしり
…絶対草むしりのせいだって…とは口に出しては言えない
草むしり最中、大量の水に襲われた…その水掛してたのはペトラさんなのだから…
急いで着替えたが、リヴァイさんに書類整理など手伝いを言い渡され…結局寝たのが日付を跨いだ後。

体調管理が成されてないとか多少なり叱責をリヴァイさんに頂いた…いや、ごもっともなんですがね、後は訓練兵やってきたが、やはりここの生活が心地よくて気が緩んだのかもしれない……

「ペトラ」

「兵長。移ると大変ですから私が面倒みますよ」
そうなのです。なんだか責任を感じてしまったペトラさん
朝御飯からなんだか寒気がして、端からみて、具合が悪いのが見てとれるようになったらペトラさんが真っ青になってそりゃ必死で看病されてるなぅ。
色白だから顔が赤いと目立つらしく…対したことないって言ってもこんな状態。でもちょっと…いや、かなり嬉しかったりするのは内緒で
たとえ、リヴァイさんに強制的にペトラさんを使って部屋押し込まれたとしても
つかいつ入室したんすかリヴァイさん。
そしてむしろ書類整理やらせたリヴァイさんのせいですからね!とは言えない雰囲気…

「いや、俺が変る。お前は他の事が忙しいだろ。書類なら此処でも出来るし、お前はこの出さなきゃならねぇもん持って、ハンジとエルヴィンの所へ行ってくれ」

「しかし兵長…」

「二度も言わすな」

「はい…キョウ、辛かったらちゃんと兵長に言ってね?宜しくお願いします…。」
あぁ、心配そうな顔しないでください…大丈夫、で、す、多分…。辛かったら、言うと…思うww

「ありがとうございます。ペトラさん。大丈夫ですから」
「うん。では失礼します」
パタンと静かになった部屋。
二人きりになっちゃったよ
ど、う、し、よ、う!
つか風邪っつても頭痛いのとちょっと喉がアレで…多分熱もアレだけど…
「キョウ」
あっリヴァイさんの手冷たくて気持ちいい…って違う違う
「り、ばぁ、いさん、に…うつしちゃいますから…」
「俺は引かねぇよ。お前と違ってな」
「うぐっ」
デコピンされました。いや、軽くなんだろうけど…つか優しいし……
「…病気の時ぐらい甘えろ」
「っ」
風邪を引いているから幻覚を見ているのかな?照れてるリヴァイさんっかわいいっ!
「どうしたキョウ」
「な、んでもないで、す…」
直視出来ないっ
くそぉ…カメラ欲しかったぞ
そのまま布団に潜り込み寝たふりを決め込もうと思う






















「キョウよ。早く良くなれよ」






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