儚く…そして美しく

□進撃したら…
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「おぃ、エルヴィン。これはどう言う事だ。」
「速いじゃないか、リヴァイ。どうもこうも、キョウは総統に気に入られた、って事しか私にも解らないね」
ふざけるな禿げ
クソッ
伝達を貰い急いで馬を走らせてきたが、時すでに遅し
キョウの奴は既に訓練兵に混じって生活していると
「キョウからの説明だと、なんともね…良かったじゃないか。監視下に置くより補佐官の方が。…ならば私の補佐でもよかったのだが…あぁ今からでも遅くはないかな」

チッ
こいつのニヤニヤした顔が気に入らねぇ
なにを言い出すのかと思えば
「アイツは俺の監視下に変わらねぇよ。他に適役が居ねぇんだって何べんも言わせるつもりか」

それに変な階級を与えやがって
余計な仕事が増えただろ
「の、割には嬉しそうな…ゴホンッ。リヴァイ。そんな睨むな。仕方ないだろう。」
「仕組んだなエルヴィン」
「さぁ、なんのことだろうね。やるなら徹底的にやるし、私のとこにくるようにするさ」
くそっ
またコイツにしてやられた感が否めない
悔しいが、そんなもの出さずに我が物顔で向かえのソファに陣取る
苛々すんな
「リヴァイ。エレンはどうだい?」
「ハッ、分かりきってんだろ」
相変わらずハンジの奴の実験に付き合わされてると言えばなかなか複雑そうなツラしやがる
「そうか…あんな子供たちに期待をしてしまうのは心が痛むよ」
「心なんてねぇ癖に何言ってやがる」
とうにそんなもの無くして、その椅子に陣取ってるくせにな
…あぁ、そんな事を言ったら俺も同じか
「…今日はよく喋るなリヴァイ。やはりキョウの事が気になるんだな」
「黙れエルヴィン。俺はこれでも喋る方だ」
「あーそうだったな…ほら、気になるなら見たら良い」
「初めからそうしろ」

アイツに関する資料
これまでの行動や…ハンジさんのやつ、いつのまに実験なんかさせやがったんだ?な報告書と訓練兵に交じって行っていることの報告書を取り上げた



アイツ…無茶してなきゃいいが……







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