儚く…そして美しく

□中央へ進撃
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暫くしてから中央にまたまた召喚された。
今回は団長に呼ばれて
え?なんか問題起こしたかな…?
あー…きっと毎日活動日誌的なのや報告書書かされてるから、現状の報告的なあれかなぁ…とか思ってはいるが…

ここ毎日はなんやかんやの訓練でリヴァイさん含めリヴァイ班、エレン、ハンジさんとはなかなかに交流を深めていた
うん。人見知りだけど頑張っているよっ
「おい」
「はい?」
「チッ。聞いてなかったのか?」
「すみません…リヴァイさんに見いってました!」
「クソガキ」
なんて冗談も飛ばせるまでになりましたっ
俺と居ると比較顔の表情があるとのこと(俺はまだまだ分かりませんが…)
「悪いが今日はハンジと一緒の行動だ。俺はこっちでやらなきゃならねぇ事が山積みでな」
あっ、また舌打ちして、エルヴィンの野郎とかボヤいてる。よっぽど中央に行きたかったのかな?ここで言うと機嫌悪くなりそうだから言わないでおこう。さてハンジさんはー??
「おい、キョウよ」
「はい?」
「いや、やっぱり何でもねぇ」
んん?
最近こんな会話が多い気がする
言い淀むリヴァイさんかわいいけど…はっきり言ってくれよ…そんなキャラじゃないじゃないっ!
「キョォオオオオッッ!!」
「おふっ!」
「今日は宜しくね!なかなか巨人に関する案件に対して中央のジジイ共腰が重くってさぁ」
おふっ
素敵なのにっ
素敵なのにマシンガントークッ!さらにこのタックルは…
「さっ、とにかく遅くなっちゃうし、そろそろ行こうか」
「ではいってきます。リヴァイさん」
「あぁ…早く戻ってこい」
「…ブハッ!リヴァイ、ちょっ、待ってっはら、痛っ!」
「黙れクソメガネ」
「プププッ、そうだね、キョウ、リヴァイが、クフッ、寂しいがるから、ハハハ、早く行って、ぱっと帰って、ってあぶなっ!」
まぁ、この光景にも慣れたものですよね
つかハンジさん、その解釈間違ってますから…
「と、とにかく行きましょう!ハンジさんっ」
「はいはいっじゃあねリヴァイ…プププ」
「チッ」













「あーお腹いたかった!笑った笑った!」
「笑いすぎですよ、ハンジさん」
相変わらず沸点低すぎますよ…
「いや、だってあのリヴァイが…ククッ。キョウが良い方に変えてくれて嬉しいよ」
「え?」
「ううん。しかし、乗馬、大分様になってきたね!」
「はいっ!」
馬刺事件でアンナと乗ったのを思いだし、あの時草薙さんにめっちゃ怒られたなぁ…なんて思い出してると
「キョウ、はリヴァイをどう想ってるの?」
あっ、ぶなく、落馬するとこだったよっ!
「ハ、ハハハハはんジさんっ!?急にどうしましたっ」
「ん?んー…ほら、君って良くも悪くも目立つじゃない?結構告白されてるの知ってるよ」
「あー…」
そうなのです。
なぜか調査兵団の兵士や憲兵団兵士からお手紙が届きます。
呼び出しもしょっちゅう
モテ期、ですかねぇ…いや、いいよ、嬉しいけど…嫌われるよかそりゃ、認められてるような気がするから気分は悪くない…
「ただ…」
「ただ?」

…まだ合ってない104期のみんな、リヴァイ班、ハンジさん、団長、エレン、好きだよ
リヴァイさんはもう別格だけど

「今は…お付き合い、とかじゃなくて…みんなを…支えたい…かな…」

あぁ傲慢だと思われたかな…

チラッとハンジさんを見ると、切なそうな顔をされた
「キョウ…君は、」
「きっと力を使い果たす事で、すべての巨人を駆逐することが出来るかもしれません…すべてとは往かなくとも…しかし、それはただの自己満足。今、この時を必死で戦っている人への侮辱だと思うし…そして、この世界の人への…俺は、またいつ居なくなるか分からないし…期待をもってもらっても……なんかいろいろぐっちゃだけど…つまり…世界を救いたいとか、傲慢で…」
なんかほんと言いたいこと迷子!でもこれだけは

「ただ…俺の手の届く範囲は、何がなんでも護りたいって想ってます。だから…邪魔する奴は…例え人間だろうが巨人だろうが俺は殺します」

そう。何が起こっても







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