儚く…そして美しく

□中央へ進撃
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馬がひと鳴きしてハッとした。やば…
ハンジさんをチラッとみたがき、気まずい…
でもほんとのことだし…
「すみません…ハンジさん…なんか、その…」
「そっか…君は本当に賢いけど…馬鹿だね」
「はい…」
「こりゃ、先はまだまだっ」
リヴァイも苦労しそうだ、って、はい…ごもっともですよね…

「多分、キョウそうじゃないけど…にぶいなぁ…まぁ、キョウはキョウのやりたいようにしなよ!大丈夫っ君なら出来る!回りの目なんて気にしない」
「ハンジさんっ、」
「あぁ、泣かない泣かないっ!もうすぐ着くからっ!ねっ!リヴァイに殺されちゃうよっ」
ほら、笑ってって、ハンジさんイケメンですっ!奇行種なんて言ってすみませんでしたっ!
「さっ、エルヴィンが待ってるし、急ごうか」
「はい!」

























「やぁ、久しぶりだね。キョウ。そろそろ慣れたかな?」
「こんにちわ。はい。いろいろ良くしていただきありがとうございます」
団長にくる途中ズラ買ってきた方がよかったかな?あっ、失礼しましたww
「どうかな、リヴァイは。」
「あー…とても良く(?)いや、厳しく…えっと…きっと…俺はリヴァイさんの重荷なのかと…」
「おや?どうしてか、聞いてもいいかな?」
「エレンの監視といいますか…お目付け役で、尚且、こんな奴まで…それに、余りリヴァイさん……避けられてる気がします」
ここ最近リヴァイさんの不振な行動。指示だけしてあまり手合わせしてくれないし…話も途中で言い淀むし…
「ほぉ。つまりそれは」
「ねぇー。言った通りでしょエルヴィン」
「?」
二人が妙に納得している
あれ?やっぱこれは…あぁどんどん落ちて行く…リヴァイさんに嫌われたら…精神年齢も幼くなったのかなぁ…不安がどんどん膨れていく…前はそんなことなかったのに…
「大丈夫だょ。嫌われてない。リヴァイはそう言う奴だよ。嫌いな人を自分の近くには置かないからね」
「…はい…」
「さて、今日来てもらったのはこれを渡そうと思ってね」
「!」
へ、兵団の制服っ!
自由の翼っ!!
そうなのです。本日までシャツにパンツとカジュアルで生活して…まさか制服貰えるなんてっ
「い、いんですか…?」
「いいも悪いも君は調査兵団だ。期待しているよ」
「はいっ!ありがとうございます!エルヴィン団長っ」
例の心臓を捧げる敬礼をとると驚かれたが、直ぐに優しいし瞳になった
「さて、中央になかなかくる機会がないだろう。まだ私はハンジと話があるから、少し見てきてはどうだい?」
「大丈夫だよキョウ。迷子になったらその辺の兵士にここまで案内してもらいなね」
「はい!」
そっか…なんか団長にそういってもらってなんかスッキリ!うんっもっとがんばろうっ

























「ハンジ…」
「と、あんな感じだよ。ふとしたときに不安になるみたいだ」

なかなかの逸材
そしてリヴァイに良い影響がある子だな
「報告書通り、だな」
「うーん。そうかなぁ…リヴァイのは私情かなり含んでそうだけど、まっでもあの子はやってくれるよ。意見もしっかりしてるし」
「しかし、あのリヴァイが、か…たしかにいい。」
「エルヴィン…まさか…でも本来の姿は年相応みたいよ。」
「どう言うことだい?いや、私は彼女をどうにかしたいなどは考えてないよ」
確かに魅力的だが、リヴァイとライバルにはなりたくないからね
そして、先日のハンジの実験の報告も
成る程。
まだ謎が多そうだが…
今は彼女を信じてみよう




人類の希望と成りうる者に







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