儚く…そして美しく

□ある雪の翌日
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そして始まった雪合戦。
あれ?
雪合戦だったよね…?
リヴァイさんvsだったのにいつの間にかみんな各々でバトルになってるよ?
しかも地形使ってうまくやっておりまして…
本格的な演習だ
つかいつの間にかみなさん立体起動装置装備してるし
いや、いいんだけどさ…
一つ疑問。なんで
「一緒に眺めてるんですかリヴァイさん」
おかしいなぁ…イの一番に殺りに行きそうなのにみんなを見ながら時々なにかをメモしている
「は?…気にするな」
いや、は?じゃなくて、気になるから。
そのなんだよ?阿呆か?みたいな顔をしないでくださいな
一人でおもしろ可笑しく実況してらんないじゃん!
今森の中では団長がジャンをぉおおおっ!
それにエレンつれて二人でばっくれてそのままおいしく頂いてる兵長☆とかさぁー
「一人じゃ暇かと思ってな。余計な気遣いだったかキョウよ」

いや、うれしいけれども……

「こうでもしてねぇと、余計な虫がつくだろ…」
ボソッと言ったリヴァイさんの声は森から聞こえる悲鳴で欠き消された
つか、
「悲鳴…?」
「あぁ、なんかハンジの奴が新しい実験もしたいとかほざいていたな」
なるほど。
そりゃ、ここで高みの見物決め込んで正解だったや
「エレン大丈夫かなぁ…」
「なんだエレンに勝ってほしいのか?」
「え?まぁ…」
身の安全を考えた結果そうなりますよね。
「…クソガキ」
今、めちゃめちゃ殺気だったよこの人
え?なにかした!!?
「少し待っていろ。直ぐに片をつけてくる」
あっ…ごめん、エレン…君…犯られるね。うん。
森からはさらに悲鳴。
今のはライナー?次にあっ、コニーどんまい…
暫くしてから一際甲高い声…つかアルミンの危機察知の声と多分ミカサ辺りがリヴァイさんとバトルしてる音
森林破壊…
さて、こんなんで決着つくのかなぁ…なんて思っているといつの間にか現れたな団長。気配ないんだって
「どうだいキョウ」
「ありがとうございます。団長自ら淹れていただいたコーヒーは格別ですね」
「そうかい?何時でも淹れてあげよう」
そう毎日はいいです。つか暢気にしてるけど…あぁジャケットに色が付いてるってことはやられたんですね
「…リヴァイにね。殺気だっていたが、なにか言ったのかな?私は勝ちたかったんだがね…あのリヴァイ相手では」
「いや、特には…」
はははって笑ってるけど…目が笑ってないです団長…
「エルヴィン団長!」
「おや?…私は此処で時間切れか…ではまたなキョウ」
「あっ、はい。お仕事がんばってください」
そのまま伝達にきた兵士と共にいつの間にか現れたミケさんも連れて仕事に戻っていった
…団長ってそっか。普通暇じゃないよな…
さて、残りはどうなっているやら…
104期の離脱者は結構いるなぁ
後は、ジャン、エレンか…あっミカサどんまい…
リヴァイ班はエルドさんが残ってるのね
あっオルオさん、相当やられたな……ジャケット混沌!
「あれ?ハンジさんも?」
「私はまだ当たってないけど、そろそろ実験のまとめたいし!キョウの一日券は欲しいけど…大人げない奴がいるから、早めに退散するよ!またねキョウちゃん」
なるほどね。ようは勝ち逃げハンジさん。一番いいとこ取りだね






そんなこと思ってるうちに
本当にあっという間に片付けられて、圧倒的に人類最強が勝ちと言う、呆気ない巻く引きとなった。


訓練が足りない、とのお声で調査兵団全ての兵士の訓練が更に倍になり、リヴァイ班面々も各自弱点克服や特別訓練が加算され…
エレンに至っては兵長とのワンツーマン指導と言う過酷な試練が待ち構えていたのはまた別のお話しで

見事勝利したリヴァイさんがキョウに望んだ事は、…これもまた別の機会にゆっくりお話ししましょう





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