しょうせつ
□御堂筋
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
※会話文のみ
「お？なんや、御堂筋…くんと△△やないか。」
「おー？こんなとこでふたりっきりで飯食べとんのかー相変わらずあっついなぁ」
「あ、石垣先輩に井原先輩。こんにちは」
「…なんやねん石垣くぅんに井原くぅん。別にどこで食べたってええやろ」
「そう言うても…なあ？」
「ん？ああ…」
「なにニヤニヤしとんねんキモイわあ」
「こら、みどくん先輩にそんな口きいちゃだめでしょ」
「…○○ちゃんはうっさいなあ」
「（相変わらず△△に頭上がらんのなあ）まあまあ俺らに気にせず、な？」
「そうそう！気にせんとき気にせんときって！」
「……なんで君ら隣座んの」
「えー？だって…なあ？石やん」
「んー？まあ…なあ？」
「キッモ！」
「みどくん口に物入れながら喋らないのー」
「……ん」
「（素直な御堂筋…やと…！！）」
「（これはレアもんやわ……）…それにしても御堂筋くんの弁当豪華やな…」
「え？うわっほんまや！バランスもええし！これ御堂筋くんのおばさんが作ってんの？」
「…いや、これは……」
「それ私が作ってるんですよー」
「…ええええ！？」
「マ、マジでええぇ！！？え、毎日！？」
「はい！みどくんったら、ちょっと前まで毎日健康に悪いものばっか食べていたからお弁当作ってあげたら気に入ってくれたみたいで、それから毎日作ってるんですよ！」
「ま…まじか御堂筋…！！」
「くん、や言うてるやろ…はぁ、○○ちゃん、移動するで」
「え、なんで？」
「ウッザイのがおるからや。はよう用意せんと置いてくで」
「わっちょっと待ってよ！で、では先輩方、また部活で！」
「……なあ石やん」
「…なんや」
「…俺もあんな彼女ほしいいいぃぃぃ！！」
「…俺もやあああぁ！！」
御堂筋が羨ましい
（…このことは秘密にしといてって言うたやんか）
（え、そうだっけ？）
（まぁた部活でめんどくさいこと起こりそうやなぁ…）
20140124
屋上→食堂へ移動したイメージ