君と見たい景色

□愛しきクソヤロウ
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さて、今回の依頼内容は…


話し出したのは女の子の方だった


「この人を探してほしいんです、北沢先生
私達の美術の顧問です
三日前から突然学校に来なくなって、家にも帰ってないって…」

「たかが三日か…サボりじゃないのか?
教師ってのは色々ストレスが溜まるらしいからな」


すると、今まで黙っていた男の子が声をあげた


「先生はそんな人じゃない!」

『…』

「セオ!落ち着いて
セオの言う通り、先生は理由もなくサボったりする人じゃありません
だけど、警察もまだ事件性は認められないから相手にしてもらえなくて…」

「それで俺達に、か
しかしな…」


するとナイスは、すぐに言った


「いいよ。探そう」

「本当に!」

「お前はまた安請け合いを…」

「そんなに立派な先生だったら、みてみたくね?」

「どうゆう意味ですか」

「ま、仕事はちゃんとやるよ
まかせて」


で、2人は学校に潜入捜査ってのをしに行ったわけだけど…


『つまらん!』

「お前も着いていけばよかっただろ?」

『だって潜入捜査だよ?
うちは無理っしょ』

「リリア…若いからいける」

『…嬉しいけど学生は無理
てか嫌』


すると、レシオがカフェに入ってきた


「レシオに着いていったらどうだ?」

『…そーする』

「コネコ。バースデイはどうした?」

「爆弾魔として、警察に連行されました」

「…はぁ」

『レシオも大概のことじゃ驚かないんだね』

「あぁ、リリアか
あいつは何したんだ?」

『さぁね。連れてって』

「…分かった」

「行ってらっしゃい」


レシオの持ってる高級車に乗ると、警察まで飛ばした

バースデイを迎えて、只今車の中にいます
 

「いや〜助かったよ
しかもリリアまで来てくれるなーんて」

『暇だったのー』

「今度は何したんだ?」

「そーじゃん、聞いてよ!
川岸のベンチで、ちょっとした見せ物してたの!
そんで、丁度いいタイミングで後ろのビルがドカーンだよ?!
酷くね?」

『…運が悪かったわけだ』

「大丈夫かリリア」

『…吐きそう』

「リリアのミニマムのせいなわけ?それ」

『しらん』


すると、レシオが車のポケットから薬を取り出し水と一緒に渡してきた


「よい止めだ。飲んで寝てろ」

『サンクース』

「あーらら 可哀想に」

「後少しで着く
絶対に吐くなよ」

『へいへい』


私はノーウェアに着くと、口を押さえながら長い椅子に寝転んだ
うん。マジで気持ち悪い

そこで意識が途切れた
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