空色

□第十二章
2ページ/5ページ




「…さて!カカシ隊第7班の次の任務はと…。んー…老中様のぼっちゃんの子守りに、隣町までのおつかい、イモほりの手伝いか……」



迷子のトラちゃんを捕獲しおえ、新しい任務を言い渡される最中。

ナルトがついにしびれを切らしてしまった。


「ダメーッ!!そんなのノーサンキュー!!オレってばもっとこうスゲェー任務がやりてーの!他のにしてェ!!!」


他も同様に思っていたらしい。


『のんびりいきましょうよ』

「ゆうきちゃんは逆にのんびりすぎだってばよ!!!!」

『そんなこと言われてもですね…』

「バカヤロー!!ゆうきのいうとおりだ!お前はまだぺーぺーの新米だろーが!」


その場にいたイルカ先生が立ち上がる。


『ぺーぺーは言ってませんが…』

「誰でも初めは簡単な任務から場数を踏んでくり上がってくんだ!」

『無視ですか…』

「ふ〜やれやれ…」


ヒルゼンがため息を付きながら、カカシにボコられるナルトをみて、口を開いた。


「ナルト!お前には任務がどーいうものか説明しておく必要があるな……いいか!里には毎日多くの依頼が舞い込んでくる。子守りから暗殺まで」

『(暗殺か…いずれは……)』


「依頼リストには多種多様な以来が記されておって……難易度の高い順にA・B・C・D・とランク分けされておる。
里では大まかに分けてワシから順に、上・中・下忍と能力的に分けてあって、依頼はわし達上層部が、その能力にあった忍者を任務としてふり分ける。


で……任務を成功させれば、依頼主から報酬金が入ってくるというわけじゃ…」



その裏には当然暗い歴史もあるのに…

大人は残酷ですね



「とは言ってもお前らはまだ下忍になったばかり。Dランクがせいぜいいいとこじゃ」




ものすごい重い話になりましたね…

まぁ、説明されている当の本人は……


「きのうの昼はとんこつだったから今日はミソだな。」

「…」


何も聞いていないですけど…



「きけェェェイ!!!」














 
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ