空色

□第八章
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『…サスケ…』



シカマルとわかれた私はサスケがいるであろう演習場に来ていた

案の定、彼はいました

でも、今は声を駆けてはいけないと思いました


『……まだ、頑張るんですね』


兄を倒すために力を磨き続けるサスケ

私には止める権利はないです

サスケがその兄を殺して、何かを得られるならそれでいいです

けど、もし…何も得られず後悔だけが残ってしまったら…

サスケはどうなるのでしょうか?


『…少し、懐かしい人に会いたくなりました』


ゆうきは木の葉の英雄たちが眠っている場所へと向った






『…お久しぶりです』




ゆうきが訪れた場所はとある演習場にある石の前。

その石は慰霊碑という。

任務中、死んでしまった忍の名前が彫られている


『ここに来るのは、4年ぶりですね。


母さん』



ゆうきの見つめる先には、



菜華 マイ



そう彫られていた



『母さんが死んでから、6年と2ヶ月です
月日と言うのは早いもですね
私に帰って来いとの命令が出ました
母さんが生きていたら、きっと私を逃がそうと必死になるでしょう……

でも、きっと…そんな母さんだから…殺されてしまったんですね

私は死ぬのが怖いです

だから……


逃げることはもうやめます』



この言葉が何を意味するのかはまだ誰にも分からない



『私は戦います。一族の呪縛と。
そして、私はその一族を背負います
失ってから気づいては遅いのですと、改めて分からされたんです。

母さんに生かされたこの命。


別のことに使わせていただきます


わがままでごめんなさい

けど、やっと……


母さんを自由にしてあげられます』




「ゆうき?」

『あぁ、サスケ?どうしましたか?』

「お前こそどうしたんだよ?」

『少し、散歩していただけですよ』




すごいタイミングでサスケが着てしまいました

まぁ、でも…丁度話も終わりました




『今日はどこかに食べにいきましょうよ!』

「なんだよ急に…」

『いいじゃないですか』

「わかったよ!」





少し暗くなった道をサスケと一緒に歩きました















 
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