空色

□第六章
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「リー!!どうした!?」


いつもの甘味屋にいくと緑の少年と同じ格好の人がいました…

そして若草顔も似ています…

遺族の方でしょうか…


「あれ?ゆうきじゃないのー?どうしたの?」


おくにはカカシさんもいました


『実は…』


私はカカシさんと緑の人のそっくりさんに説明しました

事情を話した後、緑の人のそっくりさんが叫びだしました


「熱中症などに倒れるとは情けないぞ!リー!!」

『…この人大丈夫ですか?色々と…』

「んー、根はいい奴なんだけどさ…」

「起きんかリー!!」

『あの人そのうち不振人物として訴えられますよ……絶対そうですよ』

「…否定はできないけどね」


結局緑のそっくりさんは緑の人を連れて帰りました…


「…一緒にどう?」

『お言葉に甘えて』


カカシさんが誘ってくれたので、カカシさんの向かい側の席に座りました

何にしましょうか…

白玉あんみつにしましょうか…


「この前はごめんね」

『はて?』


この前とは…


「一族こと、無理やり聞いちゃって…」

『いえ、別に大丈夫です』


おそらくナルトを助けた日のことだろう

でも、私はカカシさんが悪いとは思っていない


『カカシさんがしたことは正しかったのです』

「どうして?」

『私は里から見れば不振人物の一人です。自分が何処の一族で誰の子かもわからない。異端者です。
私がスパイと疑われてもしょうがないのです』

「…君は火影様にも何も話せないの?」

『言えば、私の居場所はなくなってしまいます』

「え?」

『カカシさんが私にいつかナルトのことを話してくれるように、私もいつかカカシさんに話しましょう』


私はいつのまにか運ばれてきたあんみつを一口口に入れた


「…ゆうきはすごいな」

『どうしてです?』

「いや、ただなんとなくだよ」

『カカシさんは時々変ですね』

「それはどういう意味かな?」


カカシさんの顔が暗くなりました…

ブラック的なスマイルでこちらをみています

何この笑顔怖いです…


『…見た目敵にです』

「ひどいなぁ〜」


その日はカカシさんと結構お話していました

帰りはカカシさんに送ってもらいました

意外に紳士的でした…











 
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