空色

□第五章
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どうやらいつの間にか眠っていたらしいです

もう夕方になっていました

あれ?私……全時間授業サボってしまいました

人生初です

どれだけ授業態度が悪くても、サボったことはなかったのに……不覚です


『…シカマル?』

「やっとおきたかよ…」


どうやら私が起きるまでずっといてくれたようです…

いつのまにか隣にはもう一人男の子がいました


『おはようございます』

「おはよう、もう夕方だけどね」

『えーっと…秋道くん』

「チョウジでいいよ、ゆうきだよね?」

『はい、あってます』


彼はシカマルを探しにきたらしいです

そういえばもう帰る時間でしたね


『シカマル、やっぱりシカマルはいい人です』

「またその話かよ。めんどくせぇ」

『私が起きるの待っててくれてたんですね?』

「……」


シカマルは照れて、そっぽを向いてしまいました


『チョウジもありがとうございます』

「何にもしてないけどね」

「チョウジ帰るぞ」

「うん、ゆうき。またね」

『バイバイです』


シカマルとは反対方向の階段から帰りました

あ、サスケが見えました


「ゆうき!!」

『サスケ、おはようございます。あ、昼ですからこんにちはですね』

「何処にいたんだよ…」

『んー……内緒です』

「なんだよそれ…」

『今日は修行ですか?』

「あぁ、付き合えよ」

『了解です…』


サスケに今日会ったことを話しましたが、誰といたんだ?としつこく聞いてきました

私は…



『照れ屋さんで可愛い子です』



と答えました

それを聞いたサスケはヒナタだと思ったらしく何も聞いてきませんでしたが…

ヒナタはずっと教室にいたことを思い出し、すぐに私に問い詰めてきました…


『別にいいじゃないですか…どうかしたんですかサスケ…』

「いいかろ答えろよ…」

『?シカマルとチョウジですが…?』

「あの二人か…」


何故でしょう…

サスケが殺気立ってます…

地味に怖いです


「……次にいなくなるときは、俺に一言言え」

『別にそんなのいいじゃないでs…はい、言います』

「ふっ」

『サスケ…サスケは人気者なんですから他の人ともっとかかわりを持てばいいんです』


私がそういうとサスケは


「ゆうきの隣にいたほうが落ち着く」


と、言いました

なぜかこっちが照れてしまいました

私はそれを隠しながら…



『それはそれで嬉しいです』



一言だけ言っておきました




















 
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