空色

□第一五章
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あれから、タズナさんの家に入れてもらい、
状況整理をした末、


「再不斬は生きてる!!」


という結論に至った。

ゆうきはどうりでと思っていた

あの暗部が放ったのは、ただの針。

普通なら首をはねるはずだ


『おそらく仮死状態にしたのでしょう。
それなら、約一週間程度で動けるようになりますね』


みんなにまた緊張が走るが


「そこでだ、お前たちに修行を言い渡す!」


お気楽なもんですね

カカシ先生に連れられ、来たのはタズナの家から少し離れた森。



「お前たちは、まだまだチャクラを使いこなせていない」


「その、チャクラって何だっけ?」

『「「「……」」」』


ですよね。


サクラがあきれながら説明する。

私も今回ばかりはため息です


「だが、現に俺たちは術を使いこなせている、今更…」


サスケは納得していない様子で語る。

そう現に術を使えている時点でチャクラを使いこなせている

だがそれは人間の中に流れている感でしかない

意味も分からずなんとなくできてしまっただけの事である


『使いこなすための修行内容はなんですか?』


「ん?木登り。」

4人は拍子抜けをしたが、これはみんながよくやる初歩的な修行だ


「木登りと言っても、ただの木登りじゃあ、無い。手を使わないで登るんだ。見てろよ?」


そう言うとカカシ先生は胸の前で印を組むと、松葉杖をついたまま、垂直に木の幹を登って行った


「!すっげぇ!!!」

ナルトは目をキラキラとさせ、今すぐにでもやりたそうだった


「お前たちはまず、勢いをつけるために、走って登れ。登ることができた地点にクナイで印を付けるんだ。」


カカシ先生は3人にクナイを投げる


「ゆうきちゃんのクナイは??」


ゆうきにだけクナイは投げられてはいなかった。


「ゆうきはもうこの修行をクリアしている。
現に水面に立てていたしな。

ゆうきはお前はタズナさんの護衛だ」


当然といえば、当然である


サスケはまた唇をかみしめた



『…わかりました』
















 
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