空色

□第十二章
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今日も快晴。
真っ青な空には気持ち良さそうに白い雲がフワフワと浮かんでいる。


そんな空の下、青々とした森林をカカシ率いる第七班の四人が駆けていた。

大きな木に姿を隠し隠しに進み、一つの影を追う。


「目標との距離は?」

通信機から聴こえてくる声は隊長のカカシだ。
トキワはサッと大木の根元に身を潜めると、ナルト、サクラ、サスケの存在を確認し皆に小さく頷いて見せる。

「5m!いつでもいけるってばよ!」

「オレもいいぜ」

「私も」

それぞれの配置に着くや、皆カカシの問いに素早く答えた。


「私も大丈夫です」


そしてカカシの合図を待ち、いつでも飛び出せるよう辺りを伺う。


「よし!

そう言うやカカシが通信機越しに、四人に命令をくだす。


「やれ」


その一言を合図に皆一斉に飛び出した。

「うりゃあぁあ」

ナルトを先頭に駆け出し、そして見事目標を捕まえる。

「つっかまえたぁ──っ!!!」

「ニャ────!!」

驚いたような鳴き声をあげたのは、少し大きめな猫だ。
一匹の猫はナルトに捕らえられ、今も逃げ出そうと暴れる。

「右耳にリボン…目標の“トラ”に間違いないか?」

カカシの確認にが入り、猫の特徴がそれに一致するとサスケが答えた。

「ターゲットに間違いない」


猫はナルトに爪を向け、顔をガリガリ引っ掻いている。


「よし、迷子ペット【トラ】捕獲任務、終了!」




今日も空は快晴です





『ナルトは動物に嫌われやすいんですね』

「助けてくれってばよ!!!」














 
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