空色

□第七章
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真夜中

ゆうきの家の前に面を被った忍が二人

ゆうきの部屋に静かに入っていった


『……何のようですか?』


ゆうきはその気配に気づいていた

いや、最初から分かっていた



「仕方がない」

「お前が下忍になり、しばらくしてから戻ってきてもらう」

『勝手すぎます』

「勝手なことをしたのはお前だぞ」

「普段なら殺されてもいいんだからな」

『人の命を何だと思ってるんですか?』


「「道具だ」」



そうです

この人たちはそういう人たちでした

5年も離れていて、忘れかけていました



「お前には力が足りない」

「儀式もまだだ」

『私は一族の名を捨てました
それに一族のことも口外していません。
戻る理由はありません』

「貴様の中に流れる血には逆らえない」

「一族には逆らえない」

『………』

「これは命令だ」



そういい残し、消えていった



『……』



こんなこと思う私は最低なのかもしれません

一族を皆殺しにしてほしいと…

サスケはつらい思いをしているのに…

あの時サスケに声をかけたのは…唯の自分のエゴなのかもしれない




一族の言うことは絶対よ?




あの言葉は支配するための暗示






















 
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