空色

□第二話
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あれから私はナルトともお友達になりました

ナルトはとてもいい子でした

なぜ嫌われているのかが分からなくなりました

そして、学校の皆も彼を仲間外れにしようとするのです

訳がわかりません



「この子はいいんだ…」



今日の授業中、窓からナルト君をみていた私は驚きました

担任の教師までもが彼に何もしないのです



『先生…』

「あ?なんだゆうき。お前が珍しく質問か?」

『あ、いえ。別に貴方ではありません』

「地味に傷つくな…」



私の担任もナルトを化け物みたいな目でみるのでしょうか?

こんなにもいい先生なのに…

だから私は行動に移しました

放課後、私は担任の先生に聞きに行きました




『先生』

「お?今日は珍しいことばかりだな…どうしたゆうき?何か分からない所があったのか?」

『…残念ながら違います』

「ん?なんだ?」

『ナルトはどうして嫌われているんですか?』

「!?」




先生の目が変わった

それはさっきまでの穏やかな目ではない

殺意のこもった…そんな目だった





「ゆうき…お前いつナルトと知り合った?」

『そうですね、先週です』

「そうか、じゃぁもうナルトに関わるな」

『?何故です?』

「とにかく駄目だ」

『教師がそういうことを言う日が来るとは思いませんでした』

「なんと言われようとかまわない。とにかくナルトには関わるな。お前まで皆に色々言われるぞ」

『その皆とは里のみなさんですか??』

「!?そうだ」

『分かりました』

「そうか」

『貴方にはもう何も聞きません』

「なっ」

『私はこれからもナルトと仲良くやっていきます。そしていつかナルトが怯えないでこの里でやっていけるようにします』

「いい加減にしないか!!??」

『何がです?彼はこの木の葉の里の忍ではないですか?』

「あいつは!!??」

『貴方はナルトの何に怯えているんです?それともナルトを殺したいんですか?』

「…っ」

『何も受け入れることが出来ない人に何も教える必要はありません』




私は静かに帰路へとつきました

その時の先生の顔は図星をつかれたような顔をしていました















 
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