頂き物

きらきら
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小さな掌に重なる
生きている、という
しるし











○●きらきら●○














「さて、と…調査も終わったことだし、帰ろうか?」ふう、と息を吐いてティルが言う。
「はい。すみません、ティル様までお付き合いさせてしまって。」
隣にいるのはカスミ。とは言っても、いつものような忍装束ではなく、町娘が纏うようなワンピースを着ている。
理由は簡単。未だハイランド手中の、とある町へ偵察に来ているからだ。
隠密であるカスミにとっては、よくある任務なのだが、今日はティルと行動を共にしている。

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