ハイキュー
□２つ年下の彼女
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今日は珍しく部活も無く、俺はカバンを持ち教室を出ようと一歩を踏み出した。
するとピョコピョコと走ってくる小さな女子が目にはいった。
「澤村先輩！」
「おう。どしたー」
彼女は名前。
今年入ってきた女マネで、清水とも仲良くやっている。
同学年からも好意をよせている男子も多いそうだ。
確かに美人の部類に入るだろう。
肩についた黒髪をそよそよと揺らしながらスカートの裾を掴み、上目使いにこっちを見つめてくる。
煽っているのに気づかないのだろうか？
「今日一緒に帰りませんか？」
ニコニコと人懐こい笑みを浮かべ、尋ねてくる。
その聞かれ方をしたら誰でも行くだろう。
「いいぞ。じゃあ一緒に行こうか」
俺は彼女の手をとり足を出す。
しかし彼女は足を踏み出そうとしない。
？どうしたのだろうか
「あ、あのっ！！」
「どうしたんだ？」
「き、今日！先輩の家に行っても…いいですか？」
俺はその言葉を聞いた瞬間に驚きでカバンを落としてしまうかと思った。
名前の赤らめた頬が更に俺を煽ってくる。
「あぁ…いいよ？」
静かに微笑みわざと低い声でいい、手を強く握る。
さぁ速く帰ろうか
next…