下書き
□紫陽花の咲く頃
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6/15。俺の好きな先輩の誕生日。遠くで見てるだけで十分だった。
今「若松ー練習中やで。」
「すみません!」
今「休憩中やったらいくら見ててもええで?けど、練習中はアカンで?」
「…すみませんでした。」
今「解かればええよ。青峰知らん?」
「青峰ですか?サボりじゃないんですか?」
桜「青峰サンなら、監督に呼ばれてました。」
今「監督に?ならええわ。」
休憩になり、自然と目が追いかける。
今「告ったらええやん。」
「!!!?」
今「好きなんやろ?」
「……好きですけど。」
今「それなら。」
「いいんです。」
今「取られてまうで?早よせんと。」
「諏佐さん!」
諏「ん?どうした若松。」
「あ…あの、好きです!」
諏「熱でもあるのか?」
「恋愛的な意味ですきなんです。でも、迷惑なら思ってるだけでいいんで。」
何言ってるんだ、オレ。しかもよりによって諏佐さんの誕生日に。
諏「時間くれないか。ちゃんと答え出すから。」
「わかりました。」
数日後、俺は諏佐さんの彼女になっていた。