下書き
□会いたい
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多少は我慢しなきゃいけない。
重いとか思われたくないから。
でも、そろそろ
会いたい。
同じ県内の大学とはいえお互い実家暮らし。
時間も合わない。
今でも続けてるバスケの邪魔だけは、絶対にしたくない。
“明日、空いてる？”
この1文のLINEやメールですら怖くて送れない。
こんな時相談出来る相手がいれば少しは違うのかもしれない。けど、私には思い当たる女友達はいない。
いるのはバスケ部時代の後輩でモデルの黄瀬だけ。
仕方ない。黄瀬に話すか。
“今日の夜暇？”
“部活終わりでよければっスけどどうしたんっスか？先輩からLINEなんて”
“相談があって。お前にしか頼めない。”
“マジバでもいいっスか？”
“分かった、待ってる。”
黄瀬との待ち合わせまで4時間はある。最悪なことに講義もない。