下書き
□鬱陶しい後輩たち
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何で俺の回りは変なのしか居ねーんだ!?
おは朝信者、笑い上戸、ダジャレ好き、オトメン……。挙げ句の果てにはホモとか信じらんねーわ、マジで。
こんなに宮地サンのこと好きでアタックしてるのに避けるし。大坪サンや木村サンがタイプ?!
宮地さんに会いたいなー。けど高尾も居るんだよね。俺の方が不利じゃん!!余計なことしてないよな、アイツ。
「で、何で伊月と高尾がいる。」
伊・高「「たまたま。」」
「他にも席あんだろ、そっちいけ。刺すぞ!」
高「物騒なこと言わないで!」
伊「物騒な仏僧ktkr!!」
「はぁ…。邪魔はするなよ、二人とも。」
高「分かってますって!」
伊「静かにします。高尾は五月蝿いから帰るそうです。」
高「伊月サン、抜け駆けは良くないっすよ。それにさっむいダジャレ言うから宮地サン引いてるし。」
「寒いダジャレも煩い笑い声も両方邪魔だ。」
受験勉強がしたくて、マジバに来たのが間違いだった。煩いふたりに出くわした。
夕飯も兼ねてと安直な考えで行動したのが悪かった。
高「宮地サン、どこ行くんですか?」
「帰る。」
伊「帰るんですか?」
「お前らが煩くて勉強できねーから。」
顔文字で表すと(´・ω・`)。
鬱陶しくて仕方ない。
が、後輩を泣かすほど悪い奴にはなれない。
「奢ってやるから喰ったら帰れよ?」
伊「わかりました。」
高「仕方ないっすね。」
「たーかーお?」
高「帰ります!」
後輩に好かれるのは嫌ではないが、ここまで来ると本当に鬱陶しい。
鬱陶しいが、嫌いになれない後輩。なんて本人たちの前では絶対に言ってやらない。