美しい姫
□1、新選組の皆
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ガラッ
「遅いぞ、二人とも!」
あ…やっぱり新八さんが何か言うと思った。
たかがご飯くらい少しくらい待てないのかな?
『遅くなってすみません〜…本当はご飯食べに来る気なかったのに…総司のせいだ…(ボソッ』
全く…総司め…
眠いし…(´д⊂)‥
「ん?何かいった、美月?」
…
『いいえ、何にもいってません、空耳では?それよりご飯食べよ…?新八さんがこれ以上うるさくなっても困る…』
「ん、あそうだね。早く座ろっか」
総司に促されて座る。私は必ず総司の隣に座らされる。もうひとつ隣の人はランダムだ。
今日は一くんか…ゆっくり食べれそうかな〜?
うん、やっぱり新八さんと平助の隣じゃなくて良かった。五月蝿い…
「この魚もーらいっ♪」
「あ!新八っつあん!俺の魚取るなよ!じゃあ俺はこのおひたしもーらいっ!」
おっ…珍しく平助が新八さんからご飯とれてる…
いつもは絶対無理なのにな…
あ、味噌汁美味しい…
今日は一くんが作ったのかな?
やっぱり一人で食べるよりみんなで食べたほうが美味しいな〜
こんなにうるさいのが毎日はちょっと…だけど…
「美月,今日暇??」
今日は何にも無かったよね?
『うん、ひまだよ。そうだ!今日は私の世界にこない?最近来てないでしょ?』
この間できたお店も見たいし
「本当!?いくいく!久々だなぁ〜あ、服どこにしまってたっけ?」
どこだっけ…あ、そういえば空き部屋にしまっといたんだっけ?
『あっちに置いてあるよ』
「あれ、そうだっけ?ま、それならいいけどさ。じゃあ朝餉食べ終わって半刻たったらいこっか」
『そうだね、じゃあ色々準備しとくね』
「おい、お前らあんまり遅くなるなよ」
『分かってるよ!今度歳も一緒に行こーね♪』
「…あぁ。」
楽しみだなぁー!
…けど…、学校の人に会いませんように…