AOT棚1

□ジャンのBLゲーム物語
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早速みんなの場所へ行き、女子の集まりへ行く。すると、
「わー、ジャン香水つけたの??甘い香り…」
最初に口を開いたのはクリスタだった。ジャンのテンションは上がり、興奮状態となる。だが他の女子達は、すごい顔をしてこちらを見ている。
「ちょっ!あたしのクリスタから離れろよ馬!」
「はぁ!?んだとっ」
「喧嘩はやめて。」
「あ…!み、ミミカサ…!!」
「私はエレンところへ行ってくる」
「…………え?」
このときジャンは不思議に思った。確か自分がかけた香水は、異性からバリバリモテるものだったはず…だが…不安がよぎる。そうだ、こういうのは同性に相談しよう…。そう思ったジャンはすぐさま仲間のもとへ駆けつけた。

仲間がいるとこ(一部)
ふわわ〜んとジャンから出る甘い香りが部屋に充満する。と、そのとき。近くにいた犬猿の仲であるエレンがぽっと赤くなった。
「あ…ジャン」
「んだよこの死に急ぎ野郎。きめぇな」
「あ、えと…ジャン、今日はなんかいい匂いだな…。……」
「は…ちょっおまっ」
そういうとエレンはジャンの首筋辺りをすんすんと、嗅いだ。匂う度に効果が深くなり、エレンはメロメロになる。
「お、おいエレン…」
「あのさ、ジャン…俺実は、お前の事……////」
「え……?」
と、そのとき。
ドン!
ドアからミカサが入ってきた。そして今の状況が目に入り、急いでミカサはエレンの所へ駆けつけた。
「エレン!?大丈夫?しっかりして…」
「やめろよミカサ……あ!!待てよジャアン!!」
今の状況が耐えられなくなり、部屋の外へ出た。エレンのやつ…と、そのときは風邪でも引いたんだろう、と、自分で納得し、また相談相手を探す事に。そして、いきなり不意に頭に浮かんできた人物がいた。
マルコだ!
急いでマルコの居る部屋へと急いだ。

マルコのいるとこ。
「マルコ!!」
「あ、ジャンどうし……!?///」
当然、効果は抜群だ。密室で部屋が狭く、今までとは違い、最も最適な場所だ。マルコは生唾を飲むと、あえて手を出さず会話をする。
「今日はどうしたの?」
「え?いや…不意に頭に浮かんだから…かな?」
今の状況では絶対に発してはいけなかっただろう言葉を、ジャンはあっさりと口に出してしまった。当然、ダメージは大きい。
「えっ!?//ちょ…っ///…ジャン……お前が悪いんだからね…」
なんのことか分からず、ぼーっと立っていると、ジャンは想像しなかった事が起きた…!
「え…なっ////」
マルコが近づき、ジャンの頬に手を添える。そのまま、耳の後ろから頬にかけて何度も上下に撫でる。ジャンも少しドキドキしていた。絶対に接吻する雰囲気になった。ジャン自身も、マルコが嫌だったわけじゃないし、すんなり自分の唇をあげる事にした。顔を近づけ、うまく重なるようにマルコが顔を傾ける。が、しかし。
「………ぁああ!!やっぱ無理だ…ごめんね……」
「あ、あぁ…………///」
寸前でやめてしまった。そのままジャンは部屋を後にし、やっとこの香水がなんなのかが分かった。
こ、これは女向けので、しかも男がやると完全BLゲームの主人公のように…!!
自分が情けなくて堪らない…と、何度も悔やんだ。が、しかし、いいとこへたどり着こうと必死に考えた挙げ句…今の状況を楽しむ事となった。お前正気か…!と、突っ込みたくなるほど可笑しい気も。(だが、私にとって最高ですもの☆)
そこは置いとき、次はライナーとベルトルトのいる場所へ急いだ。
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