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□聞いた自分が悪かった
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それは何気ない一言からはじまってしまっていた。


「アイアーイ、お疲れ〜!」

QUARTET☆NIGHTの打ち合わせが終わり、ぞろぞろと帰り始めていた。
このあと移動して次の現場にむかうのだが、どうせ同じ方向の人がいるなら一緒に行きたいと思っていた嶺二は藍に声をかけた。

「しょうがないな。勝手にすれば?」

藍もわかっていたようで素っ気ないながらも了承した。




嶺二が一方的話していたが、話しは恋愛の事になり藍の恋人の話になった。
とたんに藍の表情が変わる。

「ショウは、ボクのだからレイジにはあげないよ」

慌てていらないよと手を振りオーバーリアクションをとる。
それは、勿論後が怖いからだ。
ならいいけどと一先ず命の保証が取れたのでまた、話し始めた。

「いいなー!ボクちんにも可愛い恋人が欲しいよ〜」

「うん。すごく可愛いよ?ボクの恋人は。レイジも出来るといいね。無理だとおもうけど。」


「アイアイ一言余計だよ〜」

と明るく言いつつも内心、あぁ言わなきゃ良かったと後悔した。
そもそも、藍に恋人である来栖翔の話を振ったのがいけなかったのかとぐるぐる悩み始めた。
惚気とはときに大ダメージを受けるのかと何とも言えない気持ちになった。






聞いた自分が悪かった

アイアイに恋人の話は厳禁だね!!



-end-

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