Purple road―紫色の堕天使達―

□第26話 気まぐれ野郎転入録
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政春とのケリをつけ、ようやく退院した辰也。辰也復帰により、再び何気ない日常に戻った陽次。

いまも校舎裏で、辰也とダベッている。


陽「しかしどーにも退屈だあねぇ…ストレスが溜まってどうにもこうにも。喧嘩しにいかねぇか?」

新「なんだって陽ちゃんは、いつもいつも喧嘩したがるんだ?だいたい2人で喧嘩しかけにいって、後のこと考えてんのかよ?」

陽「なんだよ後って?喧嘩に後先関係ねえんだよ。だいたいお前はココ最近暴れて有頂天かもしれねえが、オレは全然目立ったことしてねえんだぞ?主人公なのに…」

新「そういう発言すんじゃねえよ…だからバカだっつうんだ!喧嘩売るって誰にだ?まさか今更京浜だの愛蘭だの言わねえだろうな?」

陽「…おい、アイツ…」


辰也の話を遮り、陽次が裏門を見ながら話す。怪訝な顔をしながら、渋々裏門を見る辰也。

裏門を跨ぐようにしてひっそりと学校に侵入する"そいつ"は、陽次たちにとって興味深い物であった。



第26話 気まぐれ野郎転入録
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