Purple road―紫色の堕天使達―

□第12話 血染めの看板
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時は遡り、夕方の病室。重傷を負い担ぎ込まれた真田は、なんとか一命をとりとめた。眠る傍らには、流川の姿があった。どれ程眠った事だろうか、真田はゆっくりと目を開けた。


真「……っ、いってぇ……」 

流「気づいたか?病室だよ。お前ラチられてから酷い怪我でよ。医者もビックリしてたぜ?化け物かってよ。」

真「陽次先輩があぶねえっ……我妻の野郎、むちゃくちゃなことしやがるからっ……!」

流「心配すんな。あとは俺らがなんとかすっから。……オメー口割らずにいたんだって?やっぱし大したモンだよ。」

真「……陽次先輩…」




第12話 血染めの看板
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