Purple road―紫色の堕天使達―
□第11話 京狂連
1ページ/5ページ
―某所 倉庫―
我「……だからよォ、一色はどこにいるんだよ?何時ごろにどこを走ってるとか、溜まり場とかわかるだろぉが。」
真「拉致ったくれぇで勘違いすんなよ……俺ァてめぇらのダチじゃねえんだから、おしゃべりする気はねえ…」
我「そうかァ、じゃあ仕方ねえな。」
倉庫に響く断末魔。かれこれ一時間は繰り返されている拷問に、真田は耐えていた。何度目かわからない我妻の質問に、真田は一切口を割らずに一時間を迎えたのだ。
我「次は夏目拉致ってこい。聞けば夏目ってのは西連でもっとも過激なんだろ?そういう奴を屈服させたら気持ちいいよなァ。……なんでもいいから拐ってこいや。」
第11話 京狂連