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□第八話 デートって何すんの?
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ファミレスにやってきた一行

注文を終えて、神楽はドリンクバーでココアを大量についで飲んでいる


銀「というかさぁ、これって、デートなのか?」


『ふふっ、デートですよ銀さん♡だってほら、こんなに幸せですよ私♥』


鈴はさっきから銀時をずっと見つめている
なんだか彼女の周りにハートが舞っているようにも見える


銀「でも普通2人でするもんじゃねーの?なんでお前らまでついてきてんだよ」


新「せっかくのご好意を無駄にしては悪いじゃないですかそれに人数は多い方が楽しいですし!」


神「そうヨ銀ちゃん!将来のお母さんになる人なんだから私たちも同席するのは当たり前ネ」


銀「お前らいつ俺の子供になったんだよ!!」


『私は全然構いませんよ?2人なら私達の子供とも仲良くやってくれると思います!!ムフッ!!』


銀「話をややこしくすんな!第一、俺は結婚するなんて一言もいってねぇぞ!!」


『ええええええええ!!
籍いれないんですかぁあああ!?

でもいいの!都合のいい女でいい!おそばにいさせてくれたらそれで満足よ私は!!!!』


銀時は立ち上がり大声で叫んで注目を浴びる鈴を力ずくで座らせ、水をかけて落ち着かせた


『プハッ!うぉあ!水ぅ!!?』






銀「目ぇさめたか」



『は、はい!おかげさまで!』







しばらくして運ばれてきた料理を食べて鈴がお会計を済ませると、銀時は神楽と新八を先に返してしまった


『4人でも全然よかったのに〜
どうしたんですか?』





銀時は何も言わずにデパートへ入るとタオルと女性用のカーディガンを鈴に投げた



『うわっぷ!え、なんで?』



銀「さっき水被って濡れてんだろ、秋だから風邪ひかれるとこまるからな」



『私のために買ってきてくれたんですか…?』



銀「うるさい、さっさと拭け」



銀時の表情を伺うことができなかったが、自分のことを気にかけてくれた事とぶっきらぼうな優しさが嬉しかった
サカサカと先を歩く彼の後ろ姿が滲んで…





『……やっと私にデレてくれましたね』


銀「デレてねぇよ、バカは風邪ひかねぇから大丈夫だとは思うが、念のため…あれ、泣いてんの?ちょっ待てよ俺のせい!?」


慌てる銀時がおかしくて微笑むと驚いた表情をして、頭を撫でてくれた



銀「お前はホントに変なヤツだな」


『銀さんの前でだけですよ』


銀「嬉しくない」


『強がっちゃって〜』


銀「強がってねぇよ!
……………ホラ、帰るぞ」



鈴が走って並ぶと歩幅を合わせてくれた銀時に惚れ直した彼女であった
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