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□第十話 金時の火事見舞い
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時は午前8時
場所はかぶき町万事屋


メガネの青年が出勤してくることでここの1日は始まる






新「おはようございまーす!
銀さんも神楽ちゃんも早く起きてくださーい!!今日は依頼あるんですからね」





新八が神楽の押し入れを開け、銀時の寝ている部屋の襖を勢いよく開いて言った

銀時はしぶしぶ体を起こす




銀「あ゙ーそうだったな
すっかり忘れてたぜ」



新「しっかりしてくださいよ?
今日の依頼に遅れたら僕らどうなるか分かりませんからね?」



銀「ああ、確実に殺されるな」





2人が青ざめているところへ
前髪が見事に逆立った神楽が目をこすりながらやってきた




神「銀ちゃーん
私お腹すいたアル。朝ご飯は元気の源ネ、食べないと動けないヨ」



銀時はのろのろと布団をたたみ出す



新「今日は僕ら以外に1人助っ人が必要だって言われてましたけど、見つけたんですか?」




銀「大丈夫大丈夫
朝飯も助っ人もちゃんと良いの頼んであるから、そろそろ届くころだな。2人とも準備してろ
神楽、お前はとにかくその前髪を落ち着かせてこい」




新神「「ラジャー」」
 




二人がそれぞれの準備を始めたところで、銀時も着替えを始めた


定春はあわただしく動き回る三人をチラリと見ると、大きなあくびをして顔を下げて寝息をたてはじめた
今日はお留守番である






ある程度出かける準備が整ったところで、どこからか物音が聞こえてきた






ドドドドドドドドドドドドッ

 



新「うわっ、地震!?」


神「なんか、近寄って来てるネ」



銀時は音に顔を上げると身構えて言った

銀「ナイスターイミーング」



ガラガラッ!! ドドドドッ バフッ 

ビタンッ


『おっはよーごぜーまぁあああっすぅううううわぁあああっはぁ!!』


現れたのは重箱を持った鈴。
一直線に銀時のもとへ突進したが、床に投げられてしまった

重箱は銀時の手に収まっている



『やだぁ!銀さんったらもう!恥ずかしがってないで私を抱きしめても良いんだゾ?分かってるんだからね!銀さんがツンデレだってことは分かってるんだからね!!!』



銀「おーい、2人ともー朝メシ届いたぞー早く食えー」



『いやだ!!放置プレイ!?
負けるな私!ファイトだ鈴!!』



新「朝ご飯って、鈴さんがつくってきてくれたんですね。しかもすごい豪華な…」



蓋を開けた新八が驚き気味に、言ってきた
銀時と神楽はすでにがっついている


『うん、昨日銀さんから頼まれた時は何作ろうかマジで悩み倒したわ!!ちゃんと味噌汁も作ってきたから好きにのんでね、え?毎日のみたい?  
いやぁだぁもう!喜んで!!』


1人で妄想に入り、鼻血がこんにちはしている鈴に新八はティッシュを渡す


新「それじゃあ、今日の依頼の助っ人は鈴さんですか?」




銀「そうそう、臨時スタッフの御山鈴だ
みんなよろしく」





『ふつつかな嫁ですがどうぞよろしくお願いいたしますお義母様』




銀「嫁にした覚えはねぇよ」


新「義母になった覚えもありませんね」


神「鈴が嫁なら毎日美味しいご飯食べられるアル、早く籍入れてくるヨロシもぐもぐ」


『ちょっと役所行ってきま「いかんでよろしい」




銀時に首根っこを捕まれてソファーに座らされる





銀「ハイハイお前らあと10分で出るぞー早く食えー流し込めー」




神楽の胃袋にすべて収まったところで、4人揃って家を出た
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