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□第五話 やっぱ布団は京都西川
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百貨店にやってきたはいいが、時間が時間なので今日必要な物だけ買うことにした



『こないだ親戚にお小遣いもらってよかったぁー』



まず下着類を買い、シャンプーやトイレットペーパーなどの消耗品を揃えたあと、布団コーナーに向かった


『やっぱ布団は西川さんに限るよな!でも高いな〜西川さん諦めて安売りセール中のにするしかないか』




季節外れの安売り品が入った大きなカートを見つけ、そこにいくと明らかに布団がもぞもぞ動いた



『は?…え?』



奇妙に思って一枚めくってみると、見知った人が入っている




「よぉ姉ちゃん。見ての通り俺は睡眠中でさぁ、寝床なら他あたってくんな」




ーー沖田総悟だぁああああ
なんだってこんなとこにいんのよサボりもほどほどにしとけよおおおおーー 




『えっと、これ売り物ですよね?寝てちゃダメなんじゃないかなぁ〜なんて』



「俺の眠りを妨げる奴は誰だって容赦しねぇぜ?その気になりぁアンタを逮捕すんのもワケねぇんだからよ」


『この状況を見てまず逮捕されるのはおたくだと思われますがね』


「細かいことはいいんだよ
さあ、どいたどいた」


『それはこっちのセリフですっ!』


再び潜り込んだ彼がかぶっていた布団を一枚ひっぺがし、レジで清算した鈴は、のそのそと布団を引っ張り出してまた寝る体制に入った一番隊隊長を見て



パシャッ



一枚写真をとって布団売り場を後にした




ーー待ち受けにしよーー
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