銀高
□黒猫保護
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『銀時…?』
『銀さんですよー』
『…何してんだ……?』
『お前が寒そうにしてたからよ…これならあったけぇだろ?』
『……おう…』
ゆっくりと首を動かして俺の毛に顔をうずめてくる晋助。
可愛いなぁと思いながら毛ずくろいを再開させる。
『…なぁ……』
『んー?』
『銀時は…野良猫か?』
『以前はってこと?んーん、ずっと飼い猫』
『そうか……』
何故か、また安心したようにすり寄ってくる。
『…晋助は野良?』
『おう……』
返事をしながらも眠たそうにしてるから、それ以上は聞かないようにした。
『ずっとこうしててやるから、寝てもいいぞ?』
『ん……ありがと…』
そう言って寝ちまったんだろう、規則正しい吐息が聞こえてきた。
俺も寝よう。こんなに細ぇけど、温かい小さな体を抱き締めながら。
*〜*〜continue…?
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