銀高

□黒猫保護
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ある日、そいつは来た。

ガリガリにやせ細った体で、左目が潰れていて、立つことすらままならず、弱々しくて…

でも、綺麗な黒毛で俺の爆発的な天パとは違ってサラサラで、何より緑の目がとても綺麗で…



「銀時、新しい友達ですよ」


いつも通り、陽の当たる窓際でうとうとしてたら主人に呼ばれそっちの方に首だけ向けると、主人の腕の中には黒猫がいた。


俺より一回り小さいそいつは鋭い片眼を俺に向けていた。


「晋助です。仲良くするんですよ?」


主人が膝をついて晋助とやらを見せてくる。


鳴きもせずじっと俺を見てくる晋助。

ガリガリの体を見る限り、鳴く元気もないんだろう。


「晋助、この子は銀時です。ふわふわでしょう?」


微笑みながら晋助に見せるように俺の毛並みを撫でる主人。

なのに、晋助はプイッとそっぽを向いてしまった。


心なしか、その目は怯えてる様に見えた。







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