銀高

□俺のは特別なんだ…※
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「おい、高杉…待てよっ」


楽しそうにイカれた声で晋助を追いかける銀時。

その表情に恐怖を覚えた晋助は必死で逃げている。


「く、来んじゃねぇっ!」


「なんで?お前が俺の事病気だ、なんて言うから…病気じゃねぇこと証明してやるって言ってるだけじゃねぇか」


「お前が病気じゃねぇことはわかった!だから、こっち来んなぁ!!」


「……ふは、嫌だね」


初めは少しからかうだけのつもりだった。

でも、高杉の怯えた顔見たら虐めたくなって…泣かせたくなった。

俺に怯えて、必死で逃げまとって、きっとあいつの頭の中は今俺でいっぱいなんだ…

そう思うとさらにゾクゾクして止めらんなくなった。


「たぁかーすぎぃーっ」


「来んなぁっ!」


自分の部屋に逃げ込んで襖を閉めて内側から押さえる高杉。

無理無理、だって高杉、俺より力弱いじゃん。

昔っからさ。

なのに生意気なんだよねぇ…だから尚更泣かしたくなるわけ。
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