銀高

□今日は…
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「しーんーちゃぁーん♪」

「…………(スル-」

「なんでスルーするの!?」


万事屋のソファに座る晋助の隣に何かをねだる声を出しながら座る銀時。


「ねぇ、晋ちゃん。今日はなんの日か知ってる?」

「………(ピクッ」

(これは期待大?)


銀時の言葉に微かに反応した晋助。

心なしか銀時から顔を逸らし煙管を吹かしている。

それに銀時の期待も膨らむ。


「ねぇ、何の日ー?」

「………」

「?」


カンッと煙管の火を消し、立ち上がる晋助。


「…ちゃんと履いてきたぜェ?」

「え、いや…今日はなんの日かって聞いて……」

「褌の日だろォ?」

「!!??」


ニタァと笑ったかと思うと、片足をソファに乗せてビラッと着物の裾をめくった。

今日は褌の日だと事前に知っていた晋助は純白の褌を買って履いてきたのだ。


「ちょっ、ぇえっ!?」

「これをご所望だろォ?」

「ッ!!??////」


釘づけの銀時の頭を掴み、そこに押し付ける。

つまり、銀時は褌に顔を埋めて、ついでにモノにも顔を埋めている状態…


「ブフォッ!!!////」

「ぅわっ!!?」


バッと銀時を突き放す晋助。

銀時が思いっきり鼻血を噴射させたのだ。


「ってめぇ!コレ、新品なんだぞ!赤くなっちまったじゃねぇかァ!!(怒」

「いや…俺悪くないからね!?晋助がそんなことするからだよ!!?………ティッシュとって…」

「チッ!」


ティッシュを投げつけ、あーぁ、と銀時の鼻血で真っ赤になった褌を本当に残念そうに見つめる。


「……あのね、晋ちゃん…今日はバレンタインなんだよ?」

「バレンタイン…?」

「そ、バレンタイン。女の子が好きな人にチョコ渡す日」

「……ンだ、それ…俺は褌の日としか認知してねぇ」

「びっくりだわ…まぁ、いい思いはできたけど」

「…おニューの褌汚された」

「…………(可愛い…)」


まだ褌を気にしてる晋助の腰を抱き寄せる。


「ぁ、バカッ」

「あ?晋助が悪ぃんだからな?あんなことするから」

「ちげぇよ、着物、血ぃ付いたぞ?」

「ぁあ!?」



ちゃんちゃん♪enD

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