その他×高
□仇×蝶
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「強気なところも良い…が、この歪みジジイはその顔が歪みよがる姿も見てみたい。儂だけに見せろ」
仇に犯され屈辱に歪む高杉の顔が見たいーー
「……俺ァよ、先生がいなくなってから可笑しくなっちまってんだ…」
ククッと余裕に笑う高杉。
だが、月明かりに照らされたその目は狂気を孕んでいる。
そのことに定々は気づいた。
「別にてめぇに射れられようが俺ァなんとも思わないんでね…言っただろ?遊女より俺は酷いと。それに…アンタのソレァ足軽なんだろ?」
「貴様……」
後ろ手に縛られている高杉の着物の胸元を乱暴に暴くと同時に、片手を彼の足の間へと滑らせる。
程よく引き締まった太腿をなぞり、小振りな尻を揉みしだく。
あぁ、本当に蝶が己の手中にあるー―――
「んっ…ぁ……」
ぷくりと膨らむ胸の飾りに吸い付いてみると、高杉の口から吐息が溢れた。
「ほぉ…お主は女子のように胸で感じるのか……ならば、ここに触れればどうなる…?」
「あっ、んっ……っ」
尻を揉みしだいていた手を前に滑らせると、高杉の脚に電撃が走った。
「愛らしい、愛らしいのぅ…この日をどれだけ待ち望んだことか……我慢ならぬわ」
「ッ……」
そう言うやいなや、定々は己の熱を取り出し慣らしもしていない高杉のソコへ宛てがい−−−−
「あぁ、本当にどれだけこの日を待ち侘びたかなァ」
「―――――――ッ!!??」
ザシュッと肉を切り裂く音と同時に、べちゃりと定々の奮い立っていた熱が敷布の上に落ちた。
「なッ、な…は、ひぃぃぇぇええっ!!??」
「っ、クククッ」
高杉は後ろ手に縛られていながら、その手に短刀を隠し持っていた。
仰向けにされた時、丁度短刀を出せば定々のものを切ることが出来たのだ。
「へぇ…タマを立たせたまんま切るとこうなんだな」
「は、だ、誰ぞおら、おらぬ、のかッカハァッ!!?」
短刀で縄を切った高杉は切り落としたブツを定々の口の中に放りこみ、腹を蹴りあげた。
「確かに、仇であるおめぇに無理矢理突っ込まれるのも興奮するが…こっちのほうが、なぁ?」
「ウグッ、ぼぇぇっ」
「どうだい?てめぇのタマを味は?」
乱れた着物のまま定々に近寄る高杉。
胸ははだけ帯で止まり、足元も後少しで見えてしまう程開かれている。
その姿に、激痛と吐き気に見舞われながらも定々は見入ってしまう。
『なんだ!?定々の悲鳴のようなものが聞こえたぞ!!』
『皆の者、出合え!出合えぇ!!』
外から家臣たちであろう者たちの声が響きわたった。
「チッ…今はここまでで見逃してやる。また、来てやるから首洗って待ってやがれ」
「ゔ、ゔぅぅぅーう!!」
外へ去りゆく高杉に必死に叫び手を伸ばす定々。
だが、彼にはすぐ会うことになる。
それは牢屋で、定々の最期に。
→おまけ余談