novel ヒバツナ♪
□Happy Whiteday
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「ねえ、食べさせてよ。」
「ふぇっ!あ、えっ?!」
ねだる雲雀に恥ずかしくどもるツナ。
「綱吉、食べさせて。」
蕩けるような笑顔で言う雲雀にツナは恥ずかしいと思いつつトリュフを一つ取り雲雀の口に入れた。
「うん。美味しいよ。もっと食べさせて。」
更にねだる雲雀にツナはトリュフを食べさようとするが、雲雀はツナの手首を掴みツナの指ごとトリュフを口の中に入れた。
「?!」
驚くツナに構うことなくトリュフを食べる雲雀。
「雲雀さん・・・?」
不安そうなツナの声で雲雀はツナの指を解放し「次はこれが食べたい。」とココナッツがまぶしてあるトリュフを指差した。
ツナがココナッツのついたトリュフを摘まむとまた雲雀が手首を掴み指ごと口の中に入れる。
口の中で雲雀の舌がトリュフを食べながらとツナの指を舐める。
「雲雀さん、トリュフもう食べましたよね?」
「まだ君の指にココナッツがついてるよ。」
雲雀は舌でツナの指をピチャピチャと舐め続ける。
ツナは自分の指を舐めている雲雀を見て目を逸らし顔を赤くしていた。心なしか体が少し震えている。
『ワオ!美味しそうな顔!』
ツナの恥ずかしがる表情を見たいが為にした行為に満足し雲雀はチュポンと音を点てツナの指を口から出す。
雲雀は笑いながら目を細めツナの体をゆっくり押し倒す。
押したおされたツナは理由が分からずキョトンとして雲雀の顔を見る。
押し倒されても全くこの先の行為を思い付かないツナにどこまで鈍いのと内心雲雀は苦笑いだ。
雲雀はツナの耳元で妖しく囁いた。
「トリュフと綱吉。どっちが甘いのかな?」