元拍手文
□新米ハンター・ツナ!
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新米ハンター・ツナ! (※モンスターハンターネタ)
1 新米ハンターとアイルーと熟練ハンター
新米モンスターハンターとしてツナは片手剣と盾を装備してある村に来ていた。
「モンスターは怖いけど頑張るぞ!」
ツナは村長に挨拶に行った。
「初めまして。今日からここでハンターをする沢田綱吉です。よろしくお願いします。」
村長のラル・ミルチは早速依頼を言い渡した。
「丁度良い。武器屋が新しい武器を作りたいと言って依頼を出していたからティガレックスを捕獲しろ。」
「えーーーーーーっ!?」
ティガレックスは凶暴な竜だ。新米ハンターには荷が重過ぎるくらいに難易度が高い。
ツナは首を横にブンブン振った。
「無理です!俺新米ハンターですよ!?いきなりティガレックスは!」
ラルはツナをぶん殴り黙らせた。ツナは村長のラルが退治した方が良いんじゃないかと思ったが余計なことを言ったらまた殴られそうだと口を閉じた。
「何もお前一人で行けとは言わん。熟練ハンターを付ける。狩りの準備を終えたらアイルーを一匹選びに行ってこい!」
ラルに言われて狩りで使う物資を準備してアイルーを選びに行くことにした。
アイルーは二足歩行し人間の言葉も喋る猫で柄も様々だが能力も多種多様でハンターはアイルーを相棒にして狩りに行くのがセオリーだ。
『俺の武器は接近型だからやっぱり遠距離が得意なアイルーが良いかな?それとも回復能力がある方が良いかな?』
ツナは物資を背負いながらどんなアイルーにしようか考えながらアイルーを管理している人物がいる場所に歩いていると声をかけられた。
「君が新米ハンターの沢田綱吉君だね?」
好好爺な老人に言われてツナは挨拶をした。
「はい。今日からここでハンターをする沢田綱吉です。」
「わしはティモッテオ。先代の村長をしていたが今はアイルーを管理しておる。綱吉君にぴったりのアイルーを紹介しよう。」
ティモッテオはそういってアイルーを呼びに行った。
『ぴったりのアイルーかぁ。先代の村長でアイルーを管理している人が選ぶんだから大丈夫だと思うけど上手くやっていけると良いな。』
ワクワクしているといきなり真っ黒の物体がツナに飛び蹴りをかました。
「いたたたた・・・。」
顔面を蹴られたツナは涙目になりながらも真っ黒の物体を見て驚いた。
色が黒いということは黒猫のようなアイルーなのだがこの物体は他のアイルーと違っていた。
真っ黒なスーツを着ていてボリサーノを被っていた。顔も猫と言うより人間だ。明らかアイルーじゃない。
ツナは何が何だか分からないと目を白黒させていると、黒真っ黒の物体は言葉を発した。
「ちゃおっす!俺様はリボーン!今日からお前を立派なモンスターハンターにしてやるぞ!」
ツナは突拍子のない自己紹介をするリボーンに思いっきり突っ込んだ。
「この世のどこにハンターを育てるアイルーがいるんだよ!大体お前はアイルーなのかよ!?」
ツナとリボーンのやり取りにティモッテオがニコニコして説明した。
「綱吉君。リボーンは希少種のアイルーなのだよ。彼は遠距離攻撃が得意なアイルーだから接近型の綱吉君にはぴったりだと思うがね。」
ティモッテオの説明にリボーンは偉そうにツナの後頭部をどついた。
「ガフゥッ!?」
またもや吹っ飛ばされたツナはこんな凶暴なアイルーは願い下げだと言おうとしたがリボーンはツナの首根っこを掴みズルズルと引き摺り歩きだした。
「お前に拒否権はねぇ!」
「横暴過ぎだーーーーー!!」
一人と一匹(?)の姿をティモッテオは笑顔で見送ったのだった。
ズルズル引き摺られて村長が居るところに着くと村長の隣に一人の男が立っていた。
鎧や武器を装備しているところを見るとラルが言っていた熟練のハンターなのだろう。
「新米の癖に遅いよ!」
「す、す、す、すみません!!!」
ツナを睨み付ける熟練ハンターにツナは怖ぇ!!と鋤くんだ。
「まあちょっとくれぇ良いじゃねぇか。」
リボーンは軽口を叩いている。どうやら知り合いらしいとツナが思っているとラルが咳払いをして二人と一匹(?)を静かにさせた。
「これからこのメンツでティガレックスを捕獲してきてもらう。沢田綱吉。彼が今回のパートナーだ。」
ツナは自己紹介をした。
「初めまして。沢田綱吉です。よろしくお願いします。」
熟練ハンターはツナを一瞥して簡単に自己紹介をした。
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