novel ヒバツナ♪

□昔昔その昔
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浮上する意識でツナ王子は体がスースーするなと思いながら目を開けましたが目の前にいる雲雀王女を見て驚きました。
何故なら彼女はツナ王子の服を脱がしていたからです。

「な、な、な、何してるんですかーーー!?」

パニックになるツナ王子に雲雀王女は壮絶な笑顔で一言言いました。

「何って夜這い。」

「夜這!?今はまだ昼ですよ!それより雲雀王女は女の子でしょ!夜這いとか言わないでーー!?」

「昼でもなんでも良いよ。僕は君と伴侶になる!」

「は、伴侶ーー!?雲雀王女が壊れたーーー!!」

雲雀王女は自分のドレスを脱ぎ捨てました。一糸纏わない裸の雲雀王女にツナ王子は顔を真っ赤にして目をギュッと瞑りました。

「は、早くドレスを来て下さい!」

「嫌だ。これから既成事実を作るんだから。」

雲雀王女はツナ王子に馬乗りしました。

「観念しなよ。」

「ギャーーーーーーーーーッ!!??」


このあとどんなにツナ王子が泣いても叫んでも疲れたと言っても雲雀王女が満足するまで付き合わされました。



濃厚な一時が終えゲッソリしているツナ王子と満足したと言わんばかりの雲雀王女。
ツナ王子は茫然としながら何てことに!と思っていると心の中を察したのか雲雀王女はクスリと笑いました。

「僕達は一線を越えたんだ。勿論僕が責任を取って君と結婚してあげるよ。」

「そう言う問題じゃないです!」

ツナ王子はドレスを着ていない雲雀王女を見ることが出来ず顔を背けています。
それを気に召さない雲雀王女はツナ王子の顔をガシッと掴み自分の方に向けさせました。
ツナ王子は裸の雲雀王女に顔を赤くしながら言いました。

「ドレス着て下さい!」

「別に良いじゃない。そんなことよりこれからのことを話し合おうよ。」

「そんなことよりじゃねぇ!!」

ツナ王子の純朴さに雲雀王女は少々呆れながらもそれも長所だと思っているのでドレスを着ました。

ツナ王子も服を着て話し合いが始まりました。

「君、相手はいないよね?隼人王女も京子王女もハル王女もクローム王女も嫁いでるし虹の国のユニ王女はまだ赤ん坊。そうなると僕しかいないでしょ。」

「相手がいないって。確かにそうですけどだから結婚というのは・・・。」

雲雀王女の気持ちを知らないツナ王子は会うたびにトンファーの餌食にしていた人間を伴侶にしたいのだろうと不思議に思いました。

雲雀王女は眉間な皺を寄せて言いました。

「僕じゃ不満?他の王女より女らしくはないけど攻めてきた敵の1000人や2000人位簡単に咬み殺せるから君を守ることは出来るよ。」

『1000人や2000人って・・・!?やっぱり恐ぇ!!!』

物騒なアピールにツナ王子は口がひきつりました。
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