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□お正月と俺のお母様に万歳
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『ありましたー?』
「いや、無い」
オイコラ。どうすんだよっ!また作るのかぁー。もったいないなぁー・・・。
『もう一回自分の持ち物調べてみたらどうですか?』
「そうだなー」
達央さんは鞄の中を漁る。
『ありましたかぁー・・・?』
「こん中にはねぇな・・・。ったく、どこいったんだよ・・・」
『そうですねぇー。・・・ん?』
「あ?あったか?」
達央さんが私の方を向く。
『いや・・・達央さん、なんか新しいチェーン買いました?』
「そうそう!この前鍵を・・・あ」
チェーンをポケットから引っ張り出した達央さん。そのチェーンには・・・
『付いてるじゃないですか』
「・・・忘れてたw」
ちょっとぉぉ!!!私がどんだけ部屋の中探したと思って・・・。
『達央さん・・・』
「わっり、てへぺろ☆」
うっわ!聞きました!?
『止めてください。いくら若いとはいえ、もうアナタは三十路です』
「分かってるってww」
『ハァ・・・』
疲れた・・・。
こうして鍵は無事見つかりました。