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□恐怖☆ロシアンルーレット
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バァァァァン!!!
「うおっ!!ビビったぁっ!!」
『暇だよ!!助けて!!』
ドアを勢い良くあけて高尾をビビらせたのは、秀徳のスタメン専門マネージャー、怜奈だった。秀徳高校バスケ部は、ただいま合宿中であったのだ。
「怜奈、煩いのだよ」
そう言って怜奈の方を向く緑間。なぜこの緑間が、女子を呼び捨てしてるかというと・・・
『今更じゃん真ちゃーん。あたしが煩いのは昔からっしょ?』
「それもそうだな。まったくお前らは・・・。兄妹共に馬鹿だったしな」
『オイこの野郎あの馬鹿と一緒にすんな。あたしはまだマシだろ。アイツはバスケ出来なかったらあんないい学校行けてないし。桃ちゃんすげーなぁー』
そう、怜奈と緑間は2人とも帝光出身だった。それに、お気づきになった方もいると思うが、緑間の言う怜奈の兄とは青峰のことだった。
「ところで怜奈、どしたん?」
『いやぁー、だからぁー、暇なんだって!!先輩たちガールズトーク始めちゃってさぁー。怜奈ちゃんはいいよねぇー!!あんなイケメンな彼氏いてぇ〜とか言われちゃって。あははーとかしか言いようがなくて、空気に耐えられなくて抜けてきた』
「なに高尾、オマエモテんの?」
「そんなことないっすよ!!宮地さんに比べたら俺なんて!!」
「学校内では美男美女カップルって有名だけどなー」
『木村さん!!///』
あ、忘れてました。これもまた気づいたと思いましたが、話の流れで分かりますね、怜奈と高尾は付き合っております。
「俺はともかく、怜奈は可愛いかんなー・・・。ちょっと心配」
『和成・・・///』
「テメェ高尾絞め殺すぞ(^-^)」
「ちょっ宮地さんそれライトの電気コード!!そして笑顔!!」
「殺してやr「大丈夫だ、高尾。宮地は本気で殺ったりしない。ただお前に妬いてるだけだ」テメェ大坪ォォォォ!!!」
「・・・?なぜ宮地さんが高尾に妬くんですか?」
真ちゃん・・・疎すぎだろ;
by管理人
「え?だから、宮地は怜奈のこと好きだかr「死ね木村ァァ!!」照れんなって!!」
「え!?宮地さんマジすか!?でもいくら宮地さんでも怜奈だけは譲れねぇなぁー。俺の大切な彼女だし。な、怜奈」
『え?あぁ、ごめん聞いてなかった。宮地さんがコード引っ張り出した後らへんからもういっちょ話して』
(え・・・めっちゃ前じゃん)
緑間を抜く全員が思った。
「(ま、まぁ、聞こえてなかったんなら・・・)なんでもねぇよ」
「(ちょい待ち!!つーことは・・・)怜奈、俺の愛込めた告白は!?」
『え、何ソレ。ごめん聞いてなかったわ』
「・・・ま、まぁ、いいじゃないか!!その前に、怜奈がせっかく来たんだ。何かしよう」
『そう!!その言葉を待っていたよ我らが主将!!』
「お前は何をしたいのだよ」
『ふっふっふー♪えーっとね』
ロシアンルーレット!!
「「「「「マジか」」」」」
全員の声が重なった。